本当にあなたは忙しい?
「毎日忙しくてあっという間に1日が終わってしまうんです。」
「やること多くて全然時間が足りないです」
多くの人から相談を受ける中で、かなり多いこの言葉。
本当に忙しい人もいますが、”忙しい”という言葉には疑いの気持ちを持って関わるようにしています。
なぜならそれは。。。
1日12時間くらい働いていると思ってたのに6〜8時間しか働いてませんでした
これは僕自身の体験談です。
毎日、毎日なんかやること多いなー、忙しいなーと感じる日々を送っていた時のこと。(多分3〜4年前)
とある人のすすめで、1日の時間の使い方を紙にメモをとって記録していく期間を2週間ほど作りました。
僕の体感としては、1日中働きっぱなし。
食事、トイレ、風呂以外は寝る前まで仕事してる感覚でした。
記録を取って事実を把握してみると驚きの事実が
僕の体感では12時間くらい働いていると思っていたのに、実際に作業していたり、知的労働をしている時間は1日の中で6〜8時間程度だったのです。
体感の半分程度。
実際に1日中、仕事をしていることもありますが、スケジュールを記録することで、そんなに仕事をしてないってことがわかったんです。
じゃあ、なんで忙しく感じていたの?
僕が忙しいと感じていたのは、考えることが多くて、脳内キャパがいっぱいになっていたからでした。
「あれはどうしよう?これはどうしよう?それはどうしよう?」などと、いつも頭の中で考えているのに、実際に手を動かしたり、現実を前に進めるために思考している時間は1日6〜8時間。
それ以外の時間は
「どうしよう?どうしよう?」
「**はどう解決しよう?」
と進展のない問いをひたすら脳内で繰り返していました。
焦りや不安、自分自身の状況整理の甘さが重なって、体感的には忙しさを感じていたものの、実際は忙しくなかったってことです。
この話、あなたにも心当たりありませんか?
僕は相談を受ける際、「忙しい」と発言される方に次の質問をします。
「なんで忙しいんですか?」
「具体的に何をどれくらいやってるから忙しいんですか?」
この質問をすると、1日の時間の使い方が見えてきたりするのですが、僕の体感では本当に忙しい人は1〜2割程度。
それ以外の8〜9割程度の方は、実際に忙しいわけではなく、感覚的・感情的に忙しいと感じているだけなんです。
自分が本当に忙しいかどうかを知る方法
まずは記録してください。
朝から晩まで、1つの仕事、作業をやるたびにそれが何分、何時間かかったか?を書き出していくんです。(そういう専門のアプリやソフトもあります。)
その書き出しを2〜3週間程度続けると、傾向が見えてきます。
本当に忙しい人は人に会いまくっていたり、常に何かしら仕事を入れてたり、納期に追われる仕事を抱えていたりしますが、ほとんどの人は予定だけ見ると結構余裕があったりします。
なのに、脳内で色々考えることを勝手に忙しさと勘違いしているんです。
何回でも言うけど、まずは記録することから。
時間の使い方や書き出しや記録を続けることでまずは自分が置かれている現状を把握してください。
メモを取るのがそもそもめんどくさい!なんて思う方もいますが、そうやって、目の前のちょっとしたことをめんどくさがることで、どんどん体感的な忙しさが増していくんです。
忙しいと感じてるなら、メモのめんどくささから逃げず、とにかく2週間だけでいいから自分の時間の使い方をメモしてみてください。
多くの場合、思ったより時間の余裕があることに気づくので。
また、その記録があれば、働き方や時間の使い方を改善していくことができます。
思ってるより忙しくないから大丈夫
子育て、介護、突発対応の多い仕事などイレギュラーが多い状況にある場合や仕事が軌道に乗りすぎている場合などは、物理的にも心理的にもガチで忙しいってことがありますが、ほとんどの場合、そうではありません。
まずは冷静に現実を把握して、そこから対処法を考えていけば、忙しさは少しずつでも解消されていきます。
焦らなくても大丈夫ですよ。
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