僕のプロデューススタイルの根本にあるもの
僕はプロデューサーやディレクターとして依頼を受けることが多いのですが、その中で大事にしていることをお伝えしておこうかと。
今回の内容は端的に言うと、山本の取扱説明書みたいなものです。
僕と今、一緒に仕事をしている方や、僕に何かしら興味を持ってくれている方とより良いパートナーシップを築いていく一つの要素になればと思ってます。
プロデュースの考え方
プロデューサーにもありとあらゆる人がいます。
構想が得意な人、ビジネスモデルに強い人、財務に強い人、人間関係の豊富さを生かす人、PRが得意な人、人心掌握が得意な人などなど、得意なところによって仕事の進め方は異なります。
僕の場合、プロデュースを進める上で根本に置いているのはこちらの考え方。
今あるリソース、頑張れば手に入りそうなリソースを最大限活かすための、リソース配分と役割分担をすること
僕のプロデューススタイルは、今、使えるリソースの最適化から考えます。
リソースとは、人、モノ、金、情報、時間のこと。
人については、その人の才能や素質を見て、それを伸ばす方法を考えてます。
例えば、
・とにかく勢いがあって熱い人なら、計画などに頼らず、勢いと熱さで人を巻き込むことを基本方針に
・緻密で冷静に組み立てられる人なら、緻密に計画を立ててから動くことを基本方針に
・一言に影響力がある人なら、一言の価値が最大化する雰囲気作りを優先することを基本戦略に
・SNSが苦手な人なら、SNSを使わなくても集客できる紹介戦略やリアル営業を基本戦略に
といった感じです。
「何を当たり前のことを。。。」と思われるかもしれませんが、プロデューサーの多くは、自分の勝ちパターンを使って、相手を勝たせることに集中しています。
例えば、本来は勢いがあって熱い人でも、プロデューサーの勝ち方が緻密な計画を立てることを最優先なら、緻密な計画で勝ちにいくみたいな。
これって一見、正しそうに見えますし、成果が出ればそれでOKかもしれませんが、クライアントの素質を潰しているとも取れます。(それが悪い訳ではなく、何を優先するかの問題です。)
僕の場合、強みを伸ばすことに徹底して、どうすれば依頼主が強みを発揮しながら理想の成果を出すに至るのか?を優先して考えます。(個人でも組織でも同様)
他にも、モノ、金、情報、時間などのリソースがありますが、これらの配分をどうすれば、最短で理想の成果に向かうことができるかをいつも考えています。
今あるものや頑張れば手に入るリソースを最大限使うにはどうすれば良いかって視点です。
どうしてもリソースが足りない場合は資本の許す限り、調達を考えますが、今あるものでどうにかするしかない場合は、プロジェクトに関わる人たちが最大限の力を発揮できるように全体のバランスを取っていきます。
縁の下の力持ちとも言えるかなと。
一撃必殺の企画を作れるとか、インパクトのある派手な成果を出すとかではないので、一見分かりにくい要素ではあります。
ただ、僕に関わる人たちがパフォーマンスを発揮し、理想の成果を出していくことの方が僕にとっては大事なので、僕自身が無理矢理目立つ必要はないと考えてます。
山本が企画を立てる上で使っている能力
パッと見の印象やクチコミの印象では、「企画力がある」「アイデアが豊富」といった意見をもらうことが多いです。
僕の実態は新しいアイデアが出る方でもなく、斬新なものを思いつく方でもありません。
じゃあ、なぜ企画力があるとかアイデアが豊富といった意見をもらうか?ってことなんですが、僕が持ってる3つの能力が関係してると思ってます。
その3つの能力はこちら。
1:共感力=相手の暗黙知も含めて相手を深く理解すること
2:要約力=全体像をできるだけ端的に圧縮すること
3:語彙力=表現手段を複数持っていること
まずは、共感力を使って相手の話をたくさん引き出し僕の中の情報量を増やす。
その情報を圧縮して、端的な言葉にまとめる。
その端的な言葉を新しく見える言葉や、斬新さを感じる言葉に言い換えて表現する。
このような流れで企画作ってます。
新しいものを閃くとかアイデアが出ると言うよりは、編集力で企画してる感じです。
この能力を踏まえると、
・まとめるとか整えるのは苦手だけど、好きなことを無限に語れる人
・どんどんアイデアが湧いてきて困ってる人
・やりたいことがたくさんある人
・やるべきことがありすぎて困ってる人
などの企画を立てる際には、かなりお役に立てると思ってます。
要するに
僕のプロデュース思想のネタはまだまだ増えそうですが、今のところ気づいている根本部分について記事にしてみました。
基本思想はリソース配分を最適化することで成果を出す。
そのための役立ってる力が、共感力、要約力、語彙力って感じです。
なんとなく理解してもらえたでしょうか?
僕のことを知ってる人向けに書いた記事なので、初めて見る方には何言ってんの?って感じかと思います。
ですが、一緒に仕事を進める方にはとても参考になると思いますので、この記事は永久保存版でお願いします。笑
また思いついたことがあったら記事にしていきますね。
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