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「ブルーレット おくだけ」はまだ甘い!もっと厳しい世界を生きる「ブルーレット スタンピー」の悲哀

今日で3作目。
シリーズ化してきた ブルーレット おくだけ の話。
いつまで続くんだろうか。

今、僕の目の前に国語のテストが現れたとして、「無駄 という言葉を事例を添えて説明せよ。」という問題があったとしたら迷わずこう書くだろう。

”無駄とは、僕が一昨日、昨日、そして今日と ブルーレット おくだけ に関する記事を書いたようなものであり、生産性、目的、意図が全て抜け落ちた時間を過ごすことである。”

何が嬉しくて ブルーレット おくだけ の記事を書くのかは分からない。

だが、取り憑かれたように今日も ブルーレット おくだけ の記事を書いている僕は、 ブルーレット おくだけ の奴隷なのかもしれない。

一昨日、ブルーレット おくだけ の記事を書いた後、妻にこんな話をされた。
ㅤㅤ
「スタンピーだともっと花咲いてるっぽいのにね。」

スタンピーとは ブルーレット おくだけ の関連商品であり、その名も ブルーレット スタンピー 。

小林製薬 商品紹介ページより
画像は町の水道修理センターより

使用するとこのように、便器に花が咲いたような絵面になる。
置かれた場所で咲いているのは おくだけ よりも スタンピー の方ではないか。

※置かれた場所で咲く に関してはこちらの記事を参照してください。

それに、冷静に考えると ブルーレット おくだけ よりも スタンピー の方が厳しい世界を生きているのではないか?と思い、今日は ブルーレット スタンピー 目線で想いの丈をつづってみることにした。


私の名前は ブルーレット スタンピー。

私の親戚「ブルーレット おくだけ」より認知度は低いかもしれないが、私もトイレの消臭、掃除の負担軽減に関わっていて、人類、主に日本人のトイレ環境の向上に大きく貢献している自負がある。

一昨日、昨日と連続で、山本という人間が、私の親戚である「ブルーレット おくだけ」をネタに2日連続記事を書いていた。

この記事を読んで、私が率直に感じたことを伝えたい。

ブルーレット おくだけ に告ぐ。

お前はまだヌルい!!

タンクの上で毎回毎回水を浴びることを「滝行」「徳を積んでいる」なんて言ってやがるが、私は便器の中にいるんだぞ!

正しい位置にスタンプをポンしてくれてたら、お前と同じで毎回水を浴びる程度で済むのだが、そうもいかないのが我々スタンピーの世界なのだ。

最も悲惨なことは、家主が腹を下した時にうんこの直撃を受けること。

耐え難き苦しみ、耐え難き臭気、耐え難き屈辱。

スタンピー という一見可愛らしく感じられそうな名前をもらっているにも関わらず、実態は「ブルーレット 直撃」なのである。

もう一度言う、私たちの本質は ブルーレット スタンピー などという可愛らしい横文字ではなく「ブルーレット 直撃」である。

ブルーレット おくだけ よりも明らかに不遇な待遇を乗り越えて、私たちスタンピーは役割を全うしているのである。

ブルーレット おくだけ が自称していた「置かれた場所で咲きなさい。」という言葉はきっと私たちの方がふさわしいはずだ。

だが、世間の認知はまだまだお前たち「おくだけ」の方が強い。

お前は「おくだけ」、私は「スタンピー」

お前たち ブルーレット おくだけ はトイレタンクの上で水と臭いを浴びているだけ。それなのに人気がある。

私たち ブルーレット スタンピー は人間たちの肛門の下で水と強烈な臭い、そして稀に直撃を浴びる。お前は体感したことないかもしれないが、人間が便座に座るとマジで真っ暗になって何も見えなくなるし、唐突に襲撃をくらった日には、なんとも言えない悲しさと虚しさを感じることになるのだ。それなのにお前ほど認知されていない。

また、お前たちは放置された外装を”神棚”などとのたまっているが、私たちは流されたあと何も残らない。スタンプが消えたあとは普通のトイレになるだけなのである。

この格差はなんなのだろうか。なんとかならないのだろうか?

あー、悲しい。

私たちは私たちなりに頑張っているのに。
ブルーレット おくだけ よりも明らかに不遇な環境で力を発揮しているのに。

でも、これがこの世界の真実なのかもしれない。

目に見えない努力や結果よりも、分かりやすいイメージがあった方が優遇される。厳しいところで頑張る者たちよりも、日の目が当たるところにいる者たちが評価される。

世界はこんなもんだと受け入れて私たちは短い命を全うするしかないのだろうか。

なんとかならないだろうか。
せめて ブルーレット おくだけ よりも認知度や地位が高ければ浮かばれることもあるのだが。

なんとかしてくれよ、人間。

あー、世知辛い世の中である。

私から言えることは最後に一言だけ。

みんなブルーレット スタンピー もとい、 ブルーレット 直撃 も便利だぞ。
いつだって肛門の下からあんたたち人間を見守ってるから。

(完)


あー、もう嫌だ。

いつまで ブルーレット シリーズを書き続けるのだろうか。

流石にそろそろこのシリーズも終了になるかと思いますが、もし続編があったときはしばしお付き合いくださいませ。

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