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プロデュースされたいならここを外すな!

「自分の得意なことに集中したいから誰かにプロデュースしてもらいたい」といった相談を受けることがあります。自分一人で限界を迎えたとか、自分だけだと客観的な視点が足りないから誰かの視点が欲しいとかそういった理由でプロデューサーを探している人にもよく出会います。

そこで本記事では、どうすればプロデュースされるのか?プロデューサーが喜んでプロデュースしたいと思うのはどんな人か?について触れていきます。

結論:圧倒的な何かを持っていること

プロデューサーの仕事は、プロデュースされる人の中にある何かしらの圧倒的要素(原石)を見つけ、それを世の中に求められる形に編集して売り出していくことです。なので、人生経験やこれまでの実績、血筋、独特な技などの圧倒的な部分を持たない人は、プロデュースしても面白みのあるコンテンツとして世の中に打ち出していくことが難しいのです。

圧倒的な経験というと過去の苦労話や突発的奇行(過去の武勇伝)のような話を持ち出してくる人もいるのですが、これらはあまり魅力的なコンテンツになりません。よほど数奇な人生を送ってきていない限り、普通に生きてきただけではなかなか魅力的な原石にはならないからです。

「圧倒的な何か」に該当するのは大きく以下の2つの要素です。

1:コンテンツ力

これまでの仕事の中で出した実績、他にはない唯一無二のもの、独特な分野での研究成果などがコンテンツ力に該当します。基本的には時間をかけて経験を積み上げる中で手に入っていくものです。

・顧客に提供した圧倒的な実績
・最速での成功
・多くの人への認知
・世の中的にホットなテーマ
・多くの人に向き合い続けてきたからこそ分かった何かしらの法則
・競合がいないけど、市場の需要はあるテーマ
・一つのテーマに没頭したからこそ生まれた狂気性
・他の人にできない特殊能力(超能力など)
・他の誰もが語っていない唯一無二の思想

などです。

プロデュースされる側の自称「面白い」ではなく、世間を俯瞰して見ているプロデューサー目線で面白いと思えるものであることが重要です。

2:キャラクター

もう一つの視点はキャラクターです。プロデュースされる側の人柄や変人さ、人を動かす力など、コンテンツ力では表現しにくい要素がキャラクターです。

・なんかうまく言語化できないけどこの人面白い!
・圧倒的に変、とにかく変、この歪みは面白い!
・発想や視点が独特過ぎて面白い!
・とにかく可能性を感じる、この人にかけてみたい!

このようなことを感じさせる人がキャラクター性の強い人で、特徴をわかりやすく売り出せるので、プロデュースした時に成果につながりやすくなります。

コンテンツもキャラクターも自信がないって時は?

こういった話をすると、私には何もないからどうしたらいいの?と思われる方も多いんですが、少なくともコンテンツ力は時間をかけて取り組めば手に入るものです。一つのことに打ち込んでいく覚悟があれば、誰でも手にすることができるので根気よく取り組んでいくことが大事です。

また、今すぐに売れるコンテンツやキャラクターがなくても、誰しも原石となる要素は持っています。その原石を磨き上げて、強みや魅力を育てていくことがプロデュースにおいて大事な要素です。今すぐ売り出すことができなくても、原石を見つけるためにもプロデューサー視点を持った人に関わってもらうのもいいでしょう。

ちなみに元も子もないことですが、圧倒的な何かを自分の中に作り上げていく意識を持ってビジネスに取り組んでいけば、プロデューサーがいてもいなくても、ビジネスは自然と成長していきます。その上でさらにビジネスを加速させていきたいって想いがあるなら、プロデューサーの力を借りてみるといいと思います。



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