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仕事をサボる隙間時間で人生が変わるかもしれない。

ある仕事を2時間でこなす状況があったとする。そこに+2時間の余裕ができたとしよう。その場合どうするか。その仕事を4時間に濃度を薄めてのんびりやるか。それとも2時間のテンションを保ち、残りの2時間は休む、はたまた遊ぶ。通常は後者を選ぶと思いきや、僕の部署には意外と前者が多く、処理能力を落とす人間が多い。何とも勿体ない話である。

隙間時間に遊ぶという発想がないのが残念だ。たった2時間と思う人もいるかもしれないが、結構有意義な時間を過ごせる。薄い文庫本なら完読可能だ。近くのカラオケボックスやジムに行くのも良い気分転換になる。映画を見に行っても良い。要は遊ぶということだ。

統計を取ったわけではないが、特に僕のような初老世代の管理職では極めて少ないスタイルだと思う。ちなみに、数年前は時間休を取って、よくカラオケボックスに行った。店長と知り合いだったので、酒をおごる代わりに店にギターを置かせてもらった。週2回は通った気がする。あまりの頻度で来るので店長も心配して、「仕事やめるの?」と真顔で聞かれたものだ。

今も時間休は取る。ここ最近は、VAUNDYの「怪獣の花唄」の2時間カラオケ集中特訓である。Z世代の創る音楽は昭和世代には斬新で刺激的だ。文化センターの老人達に混じって「フランス史講座」も受講した。余生を謳歌する老人の中にスーツを着たおじさんが1人いるという異色な構図だ。ビールとバーガーを持ち込み映画を楽しむのもよし。WBCも決勝戦は当然休んだ。当然だ、日本人だもの。

余談だが、昔は昼休みに、隣の会議室でギターを弾いていた。好奇心で覗き込む人もいたが、見てはいけない!といった体で、ドアを閉められた。一度上司に怒られたので、音の出ないサイレントタイプに変えた。そんな問題じゃないと指摘されたが、屁理屈をこねたら、あきれて何も言わなくなった。面倒くさい部下と思わせると、このようなメリットもあるw 

仕事とプライベートをきっちり分けるというのが理想と言うが果たしてそうなのか。仕事の最中に煮詰まってストレスが取れないケースだってあろうに。なら、この両者を厳密に分別するのではなく、常に隣り合わせにする方が精神衛生上よろしいのではないか。仕事に疲れたらすぐに時間休を取って遊ぶ。遊びに疲れたら仕事に戻る。この両空間をいつでも往来できるようにしておく。

小刻みに休むことが習慣となると、情報への感度も高まる。今まで見過ごしていた平日のイベントや教養講座もチェックするようになる。例えば、カフェの珈琲講座なんかは昼間にやっていることが多い。面白そうだなと思ったら食いつく。隙間時間は侮っちゃいかん。たった2時間で人生が変わるかもしれないのだ。

今日も酒が美味いのう。

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