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【発達】お絵描きが苦手な我が子のために母親ができることは一つ

はじめに

先日、保育園の先生から「息子くんは他の子と比べてお絵描きができていない。かなり差がついてきたからおうちでも練習にご協力ください。」とお話がありました。その時感じたことは以下のnoteに書き綴っています。

その指摘を受け、私は、本人がやりたいと思っていないことを自宅で親がやらせても良いことにはならないと感じてしまいました。
が、色々なことを思いながらも私にできることを!といくつか実践してみましたので今日はそのことを書きたいと思います。

汚れてもOK!お絵描きしたくなる環境を作った

好きでないことを無理やりやらせない
という我が家の方針は守りつつも、やっぱり私にできることがまだまだあるなと感じたので早速いくつかのアプローチをしてみました。

まず、子供が楽しくお絵描きができるように、魅力的な新しいクレヨンを購入。色鮮やかで遊び心をくすぐるクレヨンは大人の私でもちょっと描いてみようと思えます。

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テンペラペイントスティック

このクレヨンのいいところはくりぬき式なので手が汚れにくいところ。

実は私が求められないのをいいことにあまりお絵描き環境を整えていなかった理由の一つに、

とにかく汚されるのが嫌がありました。

そのためお絵描きを促していくためにはまず私がマインドセットを変え、
汚れてもいいよ、自由にやりなさい
と思えるようにしなければなりません。

このクレヨンは手が汚れにくく、水で拭き取りやすく、服についても洗濯したら取れている。私のマインドセットを変えてくれる優秀なクレヨンです。

次に、本人がやりたい!と思った時にすぐにお絵描きに取り組めるように、子供達が遊ぶ専用のローテーブルを用意しました。

私が大学の時に使ってたニトリのこたつ

最近は子供用のキッズデスクってたくさんありますよね。素敵なものに憧れますが、我が家はここはお金をかけずあるもので代用します。

これもポイントで汚されても「まあいいや」と思えるように。今後、小学生時代に使う机はいいものを買いたいなーと思っています。

最後に、成果やできないことに焦点を当てず、子供のペースで絵を描く楽しさを大切に見守っています。
「これ描いてみて?」
「こうやって描いたらいいんよ?」
こんな発言を連発しないように気をつけています。

果たして彼はお絵描きにハマるのか?

さて、私がアプローチをしてみて本人はどんな反応を示したでしょうか。

まず、クレヨンが届いた時は喜んで箱を開けました。様々な色のクレヨンが並ぶのを見て、目をキラキラさせて「どんな色が好き」の歌を歌い始めました。そして、妹と共に一旦は机に向かってクレヨンを使ってみてましたが、すぐに投げ出し彼のお気に入りの電車のおもちゃへと戻っていきました。

その後も彼は自分から積極的にお絵描きに取り組むことはないのですが、妹が楽しそうに絵を描いていると一緒になって机に向かうことが増えてはいます。机の周りの雰囲気が楽しいものであることが子供にとって大切な要素なのかもしれません。

また、クレヨンの持ち方にも変化が見られました。クレヨンを他の遊びに使いながらも、持ち方が以前よりも正しい持ち方に変わりつつあります。(保育園の先生の指導のおかげもありそうですが!)私が持ち方を指摘するとすぐにやめてしまうのである程度はほっといてますが、確実に成長はしてますね。

蓋を入れ替えて遊ぶなど、なんか違うことに使ってる


まだまだ見て分かる絵は描けていませんが、本人なりには何を描いているか明確なようで、例えばプラレールのコースやお母さんの絵を描いたと発言が見られます。だんだんと抽象的なアイデアを具体的なイメージに変換する力がついてくるのでしょうか。このプロセスにおいてはまだ戸惑いがあるかもしれませんが、彼の成長と創造性の一端が見え隠れしています。

変えられるのは自分の行動だけ

本人の様子を見ていて、母親である私の思いはというと…

まず部屋を汚されたくないという気持ちは汚れが落ちやすいクレヨンを選び、古い机を使用することでかなり温かい目で見られるようになったと思います。子供にとってお絵描きがしたくなるような環境を提供する一方で、片付けの心配が軽減され、気軽に絵を描くことができるようになりました。

そしてやはり、親である私にできることは環境を整えてあげることだけなのだと感じます。それなのに「環境を整える」ができていなかった。その部分は今回の反省点でした。
親の意識で、今まであまりやってこなかった活動が馴染みのある活動に変化することもあるようです。子供が自発的に興味を持つ活動にフォーカスし、それが成長と学びにつながるという気づきから、親子の関係もより深まっていくと感じます。

また、先生からの指摘に対しては初めは焦りや不安がありましたが、やはり改めて他の子と同じようにできる必要はなく、子供が自分のペースで楽しむことが何よりも重要だと思わされます。
みんなが同じ型にハマる必要はない。このことはいつも忘れずにいたいと思います。

おわりに

この先も子育てする上で同じようなことに出くわすでしょう。

「お勉強ができてない」
「スポーツができていない」
「お友達と仲良く遊ぶことができていない」

成長していく中で、様々な課題にぶち当たるものです。そしてその課題は成長と共に難題になっていく。結局は課題を乗り越えるのは本人自身。親である私は伴走するしかない。伴走するためには子供達をよく見て観察して、何をアシストしてあげればいいか自分の行動を変えるしかありません。

私以外の周囲の大人たちとも協力しながら、これからも見守っていきたいと思います。

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