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CSRよりCSV?今、スポーツ組織に求めらているものとは?

近年、多くの企業が社会的責任(CSR: Corporate Social Responsibility)として、様々な社会貢献活動を行っていますが、スポーツ組織が行うCSR活動が社会に対して継続的にポジティブな影響を与え続けることはとても困難であるといわれています。

↓プロスポーツチームのCSRに関する記事は以下より

その大きな理由の一つに、スポーツ組織が行うCSR活動の多くは、彼らのコアビジネスとの関連が弱いという点にあります。

そこで、今注目をされているのが、CSV(Creating Shared Value)です。CSVとは、「(社会問題の解決などを通して)社会的価値の創造が同時に経済的価値(企業の利益)を創造する」ということなのですが、例を上げるとアディダスは海のゴミ(プラスチック)から、繊維を精製しシューズなどを製造しています。

これは、環境問題への取り組みによる社会的価値を創造すると同時に製品を売ることで経済的価値を創造しているということになります。

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