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ワシらとDX!_第05話「DXってなんやねん!?」

こんにちは!
5回目の記事になります。

先日、噺家の柳家小三治師匠が亡くなられました。ぼくが落語にはまった初期に好きになった噺家さんです。飄々とした方で、そういう所に勝手に親近感を覚え、また憧れてもいたのかなと思います。

生で高座を見たのは10回もないかと思います。
本当に名人で、「青菜」なんていう飽きるほど聞いたネタでも、小三治師匠のを生で見ると腹を抱えて笑うほど面白かったです。これが名人芸なんだなと体感しました。
本当にありがとうございました。

ということで、あまり表に出てこない、中小企業・製造業が行っているDXの泥臭い取り組みをそのまま発信しようという本Note、第5話です。
前回は、DX推進室と相談役(笑)のメンバー紹介をしました。

そして、第3話で、DXが何者かを社内では誰も知らない、そのため社長や副社長も曖昧な要求をせざるをえなかったという話をしました。
そんなことがあったため、まず「DXとは何?」というのを調べました。(ぼくひとりで。1週間くらい?)

今回はそのことを書こうと思います。
調べた情報量が多いので、調べた媒体と、最終的な結果を書くくらいにします。

調べた手段

正直、雑多に調べました。なにもわかっていなかったので。
そのため、この段階で必要はなかった、具体的な製品説明や、アジャイルの話、RPAやAIなどのデジタルツールを用いた実践的or具体的な活動みたいな話なども、この時に調べてました。

① 日々の新聞
 新聞にDXの話は腐るほど登場するので、一通り目を通してます。
② wikipedia
 DXの概要はwikipediaの記事で把握できました。難しいことも多々書かれていますが、雰囲気は掴めました。
 英語版の記事はすかすかなので、おそらく欧米ではDXという概念がないのでしょう。
③ webセミナー
 無料で受けられるセミナーがたくさんあります。
 Youtubeにも、ちゃんとしたものからちゃんとしてないものまで、山ほどアップされてます。
④ 経産省発行のDXレポート
 DXの旗振り役である経産省発行のpdfです。1, 2, ガイドライン(, 2.1) などがあります。
 字が小さくて量も多いので、そこまで読み込む気にならず。サマリーのpdfは読みました。
 また、このDXレポートをまとめてくれたインターネット記事もありますので参考にしました。
⑤ IPA発行のDX白書
 IT施策の一端を担う独立行政法人が発行しているpdfです。
 字が小さくて量も多いので、そこまで読み込む気にならず。サマリーのpdfは読みました。
 また、DX白書をまとめてくれたインターネット記事もありますので参考にしました。
NoteのDXタグがついている記事
 玉石混合なので、役に立ちそうな記事に絞って読んでいます。
QiitaのDXタグがついている記事
 プログラマー向けのサイトなので概論的な記事は少ないのですが、なにかと訪問するようにしています。

調べている中で困ったこと

・DXという用語が、場所によって使われる意味が異なっていること。とくに市販ソフトを作っている会社の情報では、このソフトを入れたらDX!みたいな宣伝論調がしばしば見受けられました。
・発信先が多種多様であること。大企業に向けていたり、ベンダーに向けていたり、あるいはB2Cの業種だったり。結局中小のメカ屋さんに適用できそうな事柄は、調べた情報の半分以下かも。
(そりゃ、日本の会社すべてに発信しようとしてますもんね…)

調べた結果

① DXの意味
発信する人によってバラバラ。結局よくわからない🥶

今思いつくのを列挙するだけでも…
ビジネスモデル(商品・サービス・顧客接点)の変革、社風の変革、アジャイルな価値提供の実現、業務プロセスの変革、デジタル社会を実現するために取り組むこと全般、デジタルを前提とした商売をすること、デジタルツールの導入&使いこなし、デジタルを活用して優れた顧客体験を提供すること、データドリブンな経営をすること etc.。

もし、誰かとDXの議論をする場合、これを意識しないと話が噛み合わないかも。つか、デジタルって万能だな、おい。

② DXの進め方
決まった進め方はなさそう。
ただ多くの場所で耳にしたのが、「経営陣が目的地を明確にする→スモールスタートする」。

③ 進める中でやっといた方がよさそうなこと
これも溢れるほど情報がある中、多くの場所で耳にしたのが、以下。
・学習&社内教育する。一部の人だけが取り組んで、あとの人はそのままってのはあまりよくなさそう。
・失敗を許容する文化を醸成する。
・アジャイルな体制を確立する。
 (開発プロセス?アジャイル宣言?マインド?組織体制?どれ?)
・ベンダーとの協業体制を構築する。
・デジタル人材を確保する。
・(賛否両論ありそうだけど)プログラムを内製化できるようにする。

結局、経産省やIPAの発行物、AI研究第一人者の松尾さんの講演、IPAのセミナーが一番頭に残ってるかもしれません。これら、小難しいこと言ってますけど、ヒントはたくさんある。気がします。
これらをベースに進めていく予感です。

次のアクション

最初に経営的に、DXの目的地を明確にさせた方がいいみたいです。
一方、デジタル関連の知識をほぼ持ち合わせていない当社では目的地は描けません。

まず手始めに。デジタルツールや最新のデジタル技術でなにができるんや、ということを知らねばならないのかなと思っています。

同時に、今回調べた結果をベースに、当社でDXをどう進めるかを、現実性はないなりにも無理矢理描く必要があるのかなと考えています。じゃないと仕事が前に進まないので…。

まとめ

情報は溢れていますが、主張は結構バラバラ。
そのため、これらの情報を全部集めようとしたり、枝葉末節にすがるのではなく、自分の会社なりのDXを探す必要があるのかなと思います。

進めながら学び、そして考え、進める。これが肝かもしれません。

最後に一言。あまりDXの文脈で書かれることはありませんが。
デジタルはあくまでも道具であり手段。変革したり経営を良くするのであれば、"デジタル"にこだわらなくてもいいのかなあと感じています。
(とはいえ、DXを進めるうえではデジタル技術の勉強をしてボトムアップするのは必要だと思います🥳)


厚く熱い記事になりました。ここらへんの仕事は、全く何かにまとめてないから、この記事書くのにえらい苦労したよ…。

とりあえずCOLDPLAYの新譜を聞いて、クールダウンしようと思いますノシ


P.S. 「調べている中で困ったこと」や「調べた結果」は、また思い出したらしれっと追記しようと思います。