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マイホームはアウェイだ

今年60歳を迎えるにあたり、必要な心構えを勉強してみました。
①    「お婆ちゃん効果」はあっても「お爺ちゃん効果」はない:昆虫において認められた「お婆ちゃん仮説」に基づくもので、“繁殖能力がなくなっても♀は組織を守り活性化していくことに貢献している”といった内容で、「お婆ちゃん」の存在の重要性を「お婆ちゃん効果」といっている様です。シャチや猿などの哺乳類においても同様の効果が報告されています。人間社会においても、お婆ちゃんの存在が“孫の成長に良い影響を与える”、“周囲になごみを与える”など「お婆ちゃん効果」の発表がなされています。社会の中では「お婆ちゃん」は必須の存在として科学的にも証明されているということです。因みに「お爺ちゃん効果」の報告はないようです。
②    マイホームはアウェイだ:我が家だから、自分の家だからと、“我がもの顔”で振る舞う男性は、老後に”孤立”するのだそうです。「恋愛脳」や「妻のトリセツ」の著者が言われるに、”我が家といえども「主役は妻に譲る」「お邪魔している」と言った気持ちで振る舞った方が穏やかに過ごせます。マイホームとは言っても、実質的にはそこはアウェイなのです”とのことです。
③    死ぬまで働きましょう:米国サンフランシスコでは年収1400万円以下は貧困層と言われ、スタンフォード大学では年収1300万円以下の家庭の子息は学費免除となりました。日本の大卒初任給は米国の3分の1です。米国の経済学者は、「貧困は犯罪の原因にならない!日本を見てみよ、あんなに貧しいのに凶悪犯罪はほとんど起こっていない」と、褒めているのか、けなしているのか分からない発言をしています。竹中平蔵元大臣は、「死ぬまで働きましょう。日本は貧乏なのです。死ぬまで現役!少なくとも90歳までは働くつもりでいて下さい」と仰っています。
④    高齢男性の事件・事故・犯罪急増:警察白書によりますと、増加の勢いはすさまじく、そしてそれは男性のみに起こっていることだそうです。直接的原因などは示されていないのですが、興味深い報告として”生活習慣“に着目しているものがありました。高齢男性の多くは、家事を行わず、昼寝やうたた寝が多く、夜間、寝床に入っている時間が長い。男性は女性より寝ている時間(臥床時間)が2時間半も長いそうです。また、男性の消費カロリーも女性に比べ有意に少なく、「毎日運動している」と胸を張る男性も、実際に統計を取ると、週7日行っている人は5%もいない状況で、平均で3.3日/週だったそうです。多眠と運動不足により、イライラや記憶・認知障害が起こり、トラブルが増え、孤立化していくと言った悪い循環が関係しているのではないかとの分析があります。厚労省の部会はそのことを踏まえ、「遅寝早起きのススメ」を行っています。
今日からは、年とっても認めてもらえる価値を自分の中に捜す事、家の中では万事控えめに振る舞う事、死ぬまで身を粉にして働く事、睡眠時間を短くし、しっかり運動する事を、固く決意したいと思います。

#創作大賞2024 #エッセイ部門

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