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【感想29】クルーレス

 映画のイベント割もあって上限の5枚まで買ったはいいけれど、オキニで使ってるシネマシティで利用するメリットは薄いし、2番目に使うはずのkinocinemaは対象外っぽいので本当に使い道が難しい。
それでもマッドゴッドとかいろいろと見に行きたいのはあるし、ボーナスでしこたまスニーカー買いに行く予定もあるし、割と遠出はするし案外消化は早いかもしれない。


シェールはビバリーヒルズに暮らす16歳の女子高生。おしゃれ大好き、ダサいこと大嫌いな彼女は、成績アップのために先生に恋の相手を見つけてあげたり、転校生のタイをおしゃれにしてあげたり、と大忙し。リッチな生活を満喫する一方、やがて彼女は本当の自分を、そして本当の恋を知ることに……。ジェーン・オースティンの「エマ」を下敷きに、90年代のティーンエイジャーのライフスタイルを活き活きと描き出した青春コメディ。

映画.com『クルーレス』より


短い感想

 90年代らしい「こういうのでいいんだよ」映画。

 ティーンを率直に描いてるおかげでめちゃくちゃ腹立つ感じにはなってるけれど、終盤の地に足つけるようになる展開はすごく好き。
ガーリッシュナンバーもそうだけれど、本人が反省して態度が丸くなるとかそういう空気は一切なく、学びを得たうえでベースはそのままの性格なのがとてもいい。

 前半のシットコムを思い出す直球の学園コメディっぽさも楽しいし、全体が90分ぐらいなのでめちゃくちゃ見やすい。
今じゃアントマンで顔が売れてるポール・ラッドが出ていたり、ファッション面でも90年代の流行がよく見えるものであったりといろんな人に見てもらいやすい要素があるのもいいなぁと思う。



 気軽にサクッと見るには結構オススメしやすい作品だと思う。
2時間強が当たり前になっている中で、00年代のアニメ作品に多い90分台の映画は見るハードルが軽いうえにスッと頭に入ってくるわかりやすさや難解な描写の少なさが強みだと思うので本当に「こういうのでいいんだよ」に相応しい。

 『ブラック・アダム』もそうだけれど、エンタメ純度高い面白作品はいろんな意味で肩の力を抜けるからたまに見るのもいいし、時間が経っても観返すことも多いからもっと知りたいなってなるから好きです。


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