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「リーダーシップ」を構成する2つの要素②

リーダーシップを構成する2要素を紹介しました。
「決断力(男性性)」と「共感力(女性性)」です。

今回は、2つ目の「共感力」について解説します。


「サーバントリーダーが時代の最先端である」

時代の話をします。
これまではどちらかと言うと、「男性性リーダーシップ」ばかりが求められてきました。

「俺についてこい!」型のリーダーシップですね。

確かに決断力は大切です。
でも、これは「タテの関係」で発揮されるスキルです。

時代は変わりました。今や「ヨコの関係」の時代です。
友達のような上司や、親子関係まで存在します。「手の届かないひと」なんて消えて、関係性はすべてがフラット化している、と言えるかもしれません。


「ヨコの関係」では「女性性」つまり、共感性が求められます。

この「女性性リーダーシップ」のことを「サーバントリーダー」と言います。
献身性をもったリーダーです。

重要なポイントは、とにかく「1対1」で、粘り強く向き合い続けることです。

例えば、中々成績が上がらないバイト先の生徒ひとりに対して、一日、一週間、一カ月向き合った経験がある人。
辛抱強く、泥臭く向き合えた経験をした人は、女性性が強い証拠かもしれません。

「1体多」ではなく、あくまでも「一人」にフルコミットする姿勢にこそ、共感力が発揮されます。


例えば、Showroom代表の前田裕二さん。
彼のブレイクスルーはまさに時代を捉えた「女性性リーダーシップ」を体現していると考えられます。


男性性と女性性を両立させる

では、時代に合っているから「女性性」だけあれば良いのか?
というと、そういう訳ではありません。

女性性だけあっても、結局仲良しチームを作って終了です。
男性性だけあっても、共感が得られず裸の大将になってしまいます。

「どっちも重要」ということです。

ただ、偏りはあります。
「自身のリーダーシップがどちら寄りであるのか?」を俯瞰的に把握できることにこそ「相対性」が生まれ、意味があるのです。


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