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社会に関わらないためにがんばる人と社会に影響するためにがんばる人

Start with Goodな企業のためのマーケティング戦略伴走&内製化支援に取り組むONE SWORD株式会社の安部謙太郎です。詳しくはこちら。

最近結構大きな発見があったのでnoteに書いてみようと思います。

世の中には

・社会に関わらないためにがんばる人
・社会に影響するためにがんばる人

がいるということ。

Xとかを見ていて、なんだか疲れるなぁ、心が荒むなぁと思っていた。それがなぜかずっと考えていたが、

自分と真逆の人たちの発信に当てられていたからだということに気付けた。つまり、肌が合わない。そのことに自覚的になれたとき、かなり気が楽になった。

このフレームを持っていることで、仕事や人間関係において、すれ違いが激減し、だいぶ生きやすくなるのではと思った。

そんな話をしてみようと思います。

では、参ります。


事業家やマーケター達をよく見てみると…

猛烈な勢いで成長する事業家やマーケターには二種類いることがわかった。

「社会と関わらない」ために事業成長を目指す人と
「社会に参与する」ために事業成長を目指す人だ。


社会と関わらないためにがんばる人

「社会と関わらない」ために事業成長を目指す人の典型はFIREだ。

ビジネスで一定の資産を積み上げ、投資運用の利回りで生活する、というスタイル。スタートアップの世界で◯年後に◯億円でM&Aや上場を目指す!みたいなことをゴールとしている人に多い印象ですね。

Xの世界だと、ネットビジネスが好きな人たちに多く見られる印象がある。一気に爆発的に稼いで上がりを決める。りゅうけんさんというインフルエンサーさんが運営している「人生逃げ切りサロン」なんかは象徴のような名前かもしれない。

マーケティングと英語コーチングで年商30億円を超え勢いが止まらないおさるさんなんかもおそらくこっちだろう。家族や身近な人を大切にしていて、逆に社会と関わることには興味がなく、なるべく関わりたくないんだろうなという印象がある。

こういう人が好きな言葉が
「好きな時に好きな場所で好きなことだけをやれる」だ。

いかに自分の時間をかけずにお金を稼げるか、という視点が大事なので再現性や自動化という言葉が好きな印象。だから「たった◯ヶ月で◯億円!」みたいなシンプルな訴求が結局一番刺さる。

僕自身もともと大学在学中からドラムの輸入販売を始めたときはこの発想が強かった。自動化で手放しで稼げる!とか、平日の昼間から南の島でハンモックに揺られながらトロピカルジュース的な、アレだ。

全員とは全く思わないけど、そういう人は間違いなくいて、よろしくやっている。そこに憧れるのであれば、事業は手段だ。やりがいとか社会貢献性がどうだ、とかは気にせず界隈にズッポシ行ったほうがいい。

社会に影響するためにがんばる人

「社会に参与する」ために事業成長を目指す人の典型は社会起業家だ。
こんな風に社会を変えたいというコンセプトがあり、参与し続ける。
やりたいことそのものが社会活動というパターン。

どっちがいいという話ではなく、特性であり、また、同じ人によっても絶えず変化している気がする。

自分はどっちなのか

どちらもとてつもない熱量で事業に取り組むし、成長もするが似て非なるもの。指向性がだいぶ違う。

これ、先天的に一意に決まるわけではなくて、時期によって変わったりもする。

例えば、めちゃくちゃお金を稼いで好きなことも一通りやり尽くして、暇になって(若干鬱になったりして)、また下山して社会との関わりを持ち始めたり、社会貢献事業に目覚めたりする。最近もちょうどそんなかたを見て、純粋に興味深かった。

一緒にいる人はどっちか

もう一つ重要な視点として、普段一緒に仕事をしている人はどっちなのか、知っておくことがとても重要に思う。じゃないと、例えば価値提供する側になったとき、つい自分がよかれと思っていても、相手からするとありがた迷惑になる可能性がある。例えば、

「年収上げます!残業ゼロです!」
▶仕事そのもので社会に参与して充実感を得たい人にとっては下手に年収が上がることで(本質的じゃない)義務やノルマが増えるのは全く望みじゃないだろうし、もっと価値提供したいのに残業をさせてもらえないのは窮屈に感じるかもしれない。

こんな感じ。チームメンバーでも仕事仲間でもクライアントでも、この辺をわかった上で、ドライに割り切るのか、ウェットに関わるのか、切り替えができるといいのかなと。

表明しておくことの大切さ

また、自分自身がこのフレームにおいて今どれくらいどっちなのかを表明しておくことで、周りも協力しやすくなるだろう。

僕は圧倒的に後者。たまに人間社会に疲れることはあるけど、社会との関わりを遮断して好きな人と好きな場所で好きなことだけしたい、みたいな欲求はあまりない。困ってる人を助けたり感謝されることが何よりの報酬になっている。かまってちゃんだから。また、それを最大化し続けることで、もっと世界が優しくなれると思うから。これを強がりじゃなく言えるようになったのは大きい。

ありがとうございました!

そんなわけで、このフレームで自分は今どっちなんだろうって思考を巡らせてもらうと、行動もより研ぎ澄まされるのではと思った次第です。

最後まで読んでくださったかた、バリありがとうございます。
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