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第3回 My SWITCHインタビュー!【前編】

My SWITCH ~わたしのスイッチの瞬間~

第3回目のDREAMERは、実家のブルーベリー園を継いだ「山崎直」くんです!今回も前編・後編に分けてお届けします♪

【前編】

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■プロフィール
【氏名】山崎 直(やまさき なお)通称:なお
【入社】有限会社高山ガーデン 2015年入社
【大学】松山大学 卒業
【出身】三重県→愛媛県喜多郡内子町

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大学卒業後は実家のブルーベリー園を継ぐと決めたなお。学生時代のエピソードにも注目しながら彼のMy SWITCHに迫ります!
▼有限会社高山ガーデンってどんな会社?もっと詳しく知りたい方はこちら
https://www.takayama-garden.com/

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「ネガティブ」になることは一番分かりやすい「スタートライン」だと思う

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■「一般企業に就職する道」を選ばず「実家のブルーベリー園を継ぐ」と決めた学生時代

【あすか】
社会人になってからのなおの話はじっくり聞いたことはなかったので、今日は楽しみです!
よろしくお願いします!
早速だけど、なおの「仕事」について聞いてみたいな。「高山ガーデン」が誕生した背景についても教えてください。

【なお】
僕の実家が営む高山ガーデンは、今年で創業19年を迎えます。父は奈良で健康食品の会社を経営していましたが、祖母が体調を崩したことがきっかけとなって、家族みんなで父の地元である内子町に移住したんです。
もともと僕の実家は代々林業を営んでいて。所有していた山でなにか出来ないかと考え、今の高山ガーデンが生まれました。

【あすか】
そうだったんや!お家が代々ブルーベリー園を営んでいたわけではなかったんやね。
お父さんのなかでは何で「ブルーベリー園をつくりたい」という考えに繋がったんだろう?


【なお】
父が健康食品の会社を経営していた際に、当時日本第一人者でブルーベリーの研究をしていた方に公演を依頼したことがあったんです。その公演を聞いた父はブルーベリーが持つ魅力に感動して。
ブルーベリーが健康にいいことはもちろんですが、ジャムやジュースなど製品として加工もしやすい。さまざまな条件を踏まえたうえで、ブルーベリーを主力とした事業で会社を経営しようと決めました。

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【あすか】
ブルーベリーは、収穫までにどのくらいかかるん?

【なお】
収穫しようと思ったらだいたい2、3年のスパンがかかりますね。

【あすか】
ほおー!結構時間がかかるんやねー
一般企業に就職する道を選ばず、最終的に「家業を継ぐ」と自分の心の中で決めたきっかけはなんだったの?

【なお】
高山ガーデンの商品を販売する機会として道後の朝市や八幡浜の八日市、三越などのイベントに出展していたのですが、当時学生だった僕も両親に連れだされて手伝いに行っていました。

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イベントを手伝っていると、買いに来てくれたお客さんから「将来どうするの?」とだんだん聞かれるようになってきて(笑)
高山ガーデンの商品が好きで買っていただいているお客さんから「高山さんのブルーベリーのファンだから、継いでね!」と言われることも多かったです。
両親からは、一度も高山ガーデンを「継いでくれ」と言われたことはありませんでしたが(笑)
僕自身も、普段からこの仕事とブルーベリーには馴染みがあったので、高山ガーデンを継ぐかどうか問われることで嫌な気持ちになったりすることもなかったですね。

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【あすか】
なおの家のブルーベリーのファンになってくれているお客さんが直接言ってくれた言葉だもんね。
実際に、就職活動で迷うことはなかったの?

【なお】
他の企業に就職する道もいいかなと思った時期もあったんですけど、いざ企業研究をし始めると、自分が「行きたい!」と思う企業が見つからなくて(笑)
就職活動をする中でも自分の頭の片隅には、「高山ガーデンを継いでいきたい」という気持ちがずっとありましたね。

【あすか】
なるほどねー。迷うことがありながらも、なおの中では、将来進みたい道が決まっていたという感じやね。ちなみに、「高山ガーデン」の「高山」ってなに?「山崎ガーデン」じゃないんやね(笑)

【なお】
「高山」は、土地の名前です。内子町の「大字」、「小字」の「小字」が高山と言うそうで、その地名からとったのが「高山ガーデン」です。

【あすか】
なるほど!土地の名前やったんや。
高山ガーデンの創業から現在についても、知りたいな。

【なお】
創業当初は、カナダやアメリカから輸入する「ワイルドブルーベリー」を扱っていたんですが、お客さんから「国産のブルーベリーはないの?」と聞かれることも増えきて。
父自身も「自分でブルーベリーを植えて育てたい」という想いがあったようです。
創業して5年ほど経ってから実家の山の中で日当たりが良い場所を切り拓いて山道をつくり、農薬、化学肥料100%不使用のブルーベリー自家栽培を始めました。
今は徐々に栽培エリアを広げてブルーベリーの木の数も増やしていっています。

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【あすか】
今、実家にはのべ何本ぐらいのブルーベリーの木があるの?

【なお】
そうですね……だいたい500~600本ですかね。

【あすか】
え!すごい!お父さんは最初何本ぐらいからブルーベリーの自家栽培をはじめたの?

【なお】
最初は100本ぐらいからですね。

【あすか】
おお!
じゃあ約10年かけて5倍ぐらいの数のブルーベリーの木を増やしたんやね。素晴らしいです。
お父さんは、直接なおに話すことはないかもしれないけど、自分の子供がブルーベリー園を継いでくれたことが嬉しかったんじゃないかな。

【なお】
そうですね。
僕も直接父に「なぜ高山ガーデンを継いだか」について話すことはあまりないのですが、ちょうどこの間、高山ガーデンがテレビの取材を受ける機会があって。その時はじめて「なぜ継いだか」を話しました。父はちょっと嬉しそうに聞いていましたね(笑)

【あすか】
そうだよね。息子の心の声を聞けて嬉しかったと思うなあ(笑)

Interview:asuka
Edit:sayuri
Answer:nao
Design:take

【後編へ続く】

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