鉄屑回収業者さんに救われた話
最近また自分的ミラクル話があったので、その話を書きます。
かねてより懸念していた納屋の解体問題。
↑↑↑納屋片付けの奮闘記はこちらの記事でも書いてます
この納屋を解体して、跡地を駐車場として使う予定なんです。
敷地内の庭が広いので今のままでも車は停められるのですが、入り口が車一台分しか通過できないので入ってきてもバックでしか出られない状態。
停める台数も限られてます。
なので解体は必須事項なのですが、
この納屋解体を夫婦2人、人力でやる予定だったんです。
※業者に頼んだらウン十万はかかる😭
だんなの妹(建築家)や工務店さんに聞くと人力でも解体できるだろうとことでした。
解体作業の手順としては
①納屋内の2階の床板をさらにはずし、階段、窓枠、シャッター部分をはずす
②納屋の壁の板は資材として母屋の外壁に使いたいので、板を割らないように釘を一本一本手作業で抜き
③土地・建物を契約した農家さんが自前の農機トラクターでベルトを使って引っ張り、納屋を安全に倒してくれる
(倒す直前に納屋のかすがいをはずし、柱にのこぎりで切り目を入れてから倒すそうです)
というもの。
トラクターで倒してもらうとはいえ、それまでの解体作業や
納屋が無事倒れた後も、瓦礫の山の処理に人力でどのくらいかかるのか?
まったく予測できず労力と時間、体力を考えて納屋解体を考えると白目の気分だったのです。(最低でも1か月はかかりそう😱)
今はお店OPENに間に合わせるため、母屋のDIY内装を優先していたので納屋解体は来シーズンになるか…
駐車場を作れないとなると敷地内に車を停めることはできるけど、
もし入り口で車をバックで出すお客さんと入ってくるお客さんが鉢合わせのタイミングがあったらどう誘導すればいいのか、など納屋解体問題はいつも頭の片隅に悶々としていました。
そんな時
納屋解体のために出した残置物の中に鉄屑がかなりあったので、鉄屑回収業者さんを呼ぶことにしたんです。
田舎あるあるかもしれないですが、定期的に軽トラックに乗って鉄屑回収業者さんが
「何か捨てるものありませんか〜?」
と回ってくることがあります。(鉄、真鍮(しんちゅう)類は売れるので買取で持って行ってくれる。自分達で売るのは持って行くまでのハードルが高いのでお願いした方が早いと判断)
以前も古民家で出た鉄製品を持って行ってもらったことがあり、名刺をもらっていたんです。
連絡するとすぐに来てくれました。
鉄屑の買取(買取価格3000円だった)の後、古民家の話に。
(鉄屑業者さん)「以前は男性の方が居ましたが、ここは古民家カフェかなにかにする予定なんですか?」
(私)「そうなんです。古民家カフェにする予定で、前対応していたのはだんなです」
「ご主人に母屋をDIYしている話は聞きましたが家一棟やるのは大変でしょう。
自分は仕事柄壊すことはできるんですがね〜作ることはできないですね」
「主人も壊すのは楽しいと言ってましたよ」
「自分は大物を壊すこともあるので、大きいと飽きてきますね。解体もやってるんで」
解体と聞いて私達も小さい方の納屋を自分達で解体する予定なんですよ〜と詳細を説明しました。
すると、
「もしトタン屋根の板金を無料でもらえるなら解体は全部こちらでやりますよ。
解体の重機持ってるんですぐ終ります。
板金の買い取りならそちらで解体して持って行けるだけの状態にしてもらうんですが、買い取りじゃないなら解体までやります」
「⁉️ 😳」
うおおおおおおおお!!!
それを聞いた瞬間、私の中の高田延彦が雄叫びを上げました。
なんと解体を重機でやってもらえる⁉️😳
「クレーン付き木材輸送トラックがあるんですが、それで屋根をつかんでそのままトラックの荷台に乗せるんですよ。
その後クレーンで解体していきます」
渡りに船の気持ちで伝えました。
「ありがとうございます!重機で解体してもらえるなんて命の安全的にも助かります😭❗️」
(工務店さんや契約した農家さんからも納屋が斜めに傾いているので解体作業中に倒壊する危険性もある。くれぐれも注意して作業するようにと言われていました)
「いや、人力でシャッターや窓枠を外すのはなかなか無理がありますよ。クレーンのアームで引っ張れば一発なんで。
この前も向こうの納屋(大きい方の納屋)より大きい納屋2棟解体したんですが、それは4日で終わったんでこれだと半日ぐらいで終わるんじゃないですかね」
頼もしすぎる😭
屋根の板金は高値で売れるのかもしれないですが元々素人には持って行くのは無理な案件。
ありがたすぎます。
「解体した後の木材もアームでまとめて所定の場所に置いておきますよ」
しかも心配していた瓦礫の山問題も解決してくれる🥲
これですぐ駐車場スペースも作れる!
一つ肩の荷が下りた気分でした。
「解体はどのくらいかかるのか、時間と体力の面でずっと不安だったので本当に助かります!危険でもあったので命的にも助かります😭」
「こちらも解体の重機はずっと放ったらかしにしてて、今年に入って車検を取ったばかりだったんです。ちょうどよかったですよ。
解体の時は連絡ください」
納屋の壁は母屋の外壁の資材として再利用する予定なので、壁を剥がした後に業者さんに解体に来てもらう取り付けを交わすことができました。
本当に古民家OPENまで色んな流れや助けに支えられていると、改めて思わされた出来事でした。