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国際結婚 スイス”ムカつくガキ”

みなさんこんにちは、何年海外に住んでも、いつまで経っても私は外人な、すし子です。

さて今日は、 うちの息子のクラスの、ムカつくガキの話をします。
うちの息子の通っているクラスは、 学年全体で、18人しかいない小さな村の小学校です。

これは、国際結婚とかあまり関係ないのかもしれませんが、クラスには、一人はいますよね、、 すぐ手を上げてくることか、 口が悪いことか、態度が悪いというか、 常識を知らない子が、、 

そう、、 こっちにもいるんです。 

うちの息子はいつも、なんだかんだで、やられて帰ってきます。押されて転んだり、叩かれてたんこぶができたり、 耳を引っ張られて、 耳たぶの下が切れて血が出たり、 鉛筆を取られたり、、 消しゴムを破られたり、、

息子もそれなりにやり返しているみたいなんですが、 息子曰く、やり返すと、永遠にやり返してくるからキリがないから、 無視する と言っています。クラス全体が、彼を無視するモードに入っているらしいです。

そんな状況を聞いている中、 息子が友人とうちの庭で遊んでいる時、 その子が勝手に うちの庭に入ってきました。
息子は、 「お前は呼んでないから出ていくように」と何度も言っているのに、 その言葉を無視!! 私も、自宅の中から そっと見ていたんですが、一向に無視して、 うちのおもちゃを使って 他の友人と遊んでいる。

だんだん腹が立ってきて、 わたしがその子のことを呼びました
すし子「クリストファー。 息子があなたに話しかけてるのが聞こえない?」

すると その子は 一瞬私の方を見ましたが、 何も言わずに、また遊び始めます。 そう、、 無視してくるわけです。

すし子「クリストファー あなたに私は話しているんだけど? 聞こえないの?」

というと、振り返って、 
クリストファー「 僕の名前は、クリストファーじゃない。クリストフェアー。 だから呼ばれてない」

というわけですよ。

わかりますかね、、 この クリストファーと クリストフェアー の違い。 エーエーえーえ 私の発音が悪いらしいです。

すし子「だから何? あんたがクリストファーだろうが、クリストフェアーだろうが、関係ない。 ここはうちの庭だし、息子はあなたを招き入れてないんだからここに入ってくるべきじゃないでしょ!」

そういうと、 またもや無視。

むかついたので、 仁王立ちして、 腕を組んで、そのクリストファーをガン見していた。

しばらくすると、文句を言いながら出て行った。

そう、、 以前にもこいつには、
「クソアジア人」 だの「 お前の母さんは この町で一番不細工なアジア人だ」とか、息子が言われたことがあるらしい。

言われたままで 黙っていない私は、もちろんクリストファーを学校帰りに呼び止めて、 説教をしてやった。 あいつの母親にも言ってやった。

でも、 懲りない。

何かと、 息子は、「クソアジア人」と言われるらしい

そこで、
「じゃー お前はアジアのもの何も使ってねーのかよ! お前のうちの車 ヒュンダイだよな? あれもアジア製だし、 お前の着てるポケモンのtシャツもアジア製出し、お前のリュックのスーパーマリオだってアジア製だぜ!
てめーの自転車の ブリヂストンだって アジア製だぜ。 じゃー使うんじゃねーよ この クソスイス人!!」と言ってやれ!! と息子に教育する私。

今度 またアジアを馬鹿にされたら、
「アジアを舐めんじゃねーよ!
アジアに来たこともないてめーが アジアの何を知ってるんだよ!!テレビ見ただけで、 知ったかしてんじゃねーよこの無知やろう!!」と言ってやれ!!

と 息子にいう私。

エーエー わかってますよ、 そんなことでいちいち腹を立ててたら、キリがないことも、、、 でもですね、、

そんな無知なスイス人に言いぱなしにはさせない!! 

息子には、 日本人と、スイス人の間に生まれたことを誇りに思って欲しい。
二つのナショナリティーと 国際感覚を持てること。
小さい頃から、ヨーロッパとアジアを往復できる 文化を見られる幸せさ。
二つの言語を話せる素晴らしさ。

息子にわかってほしい。

まー お母さんが、 不細工って言われるのには、 私が責任あるかもしれませんが、、 そこは、、 私がどうにか頑張らなければいけないと、、 日々思っていますけど、、

息子よ、、 これからも、ヨーロッパに住んでる限り、あなたには、、 この「クソアジア人」と言われることが、 人生の中で、 度々あることと思います。
そんな言葉を、 笑っていられるような人間になってほしい。
そして、ハーフとして生まれたことを、良かったと思う人間になってほしい。

どの年代にも、バカはいる どの国にも 無知な奴はいる

だけど、 私のように、 いちいちキレてないで、 笑って流せる人間になってくれ、、 息子よ、、


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