原田マハ『たゆたえども沈まず』読了。
フィンセント視点からは一度も書かれていないのに、重吉やテオといった周りの人を描くことで、フィンセントに出逢える、美しい描き方。哀しみが胸を打つけれど、物語全体を『星月夜』が照らすようなあたたかさも兼ね揃えていた、そんな物語。

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