空中権は絶対に売るな!

ええとですね、わが我が家とっても古いんですよ建物が、なので、ドアとか戸がですね、高さが180cmより低いんです。たぶん170数cmそこそこ、それし対して私の身長が178ほどでして。。。(あぁそうそう、アレクサンダーテクニークを勉強するまでは176.5だったんです。)普段、ドアを開けて別の部屋に移るとき、背骨(脊椎)をきゅっと圧縮して、ドアに対して丁度いい高さに合わせてくぐり抜ける、というのが常になっていました。でさらには、頻繁に部屋を行き来するし、トイレのドアもくぐれば、風呂場へも、ということになると、段々、常に、背骨を圧縮しているのが日常になってきます。つまり、それが普通だと身体が思い込んでしまう状態ってことです。こんなこともあって176.5cmだったのか他にももっと理由があるのか、どっちなのか?まあそれは置いておいてですね。背骨を縮める代わりに、脚の関節を(股関節、膝関節、足関節)使って自分の頭の高さを低くすれば、背骨がながいまま、本来の長さのまま、ドアをくぐることできたんだなぁなんてことに、いまさらながら気づいてきます。

自分のいる部屋の天井が、段々段々下がってくる事を想像してみます。あれ?なんか想像するだけで、背骨が縮んでいくような気がします。。。というよりも実際に縮んできます。逆に、下がってきた天井がどんどん上に上がっていくことを想像すると、不思議と背中が伸びてきます。実際の、自分のいる部屋の天井を見てみると、自分の頭のてっぺんとの間には、随分と、スペースがあります。これを、有効利用するのは凄くいいかも!!


さて、先日、ビッグバンドでのライブでした。大人数なので、ステージ上がちょっと、すし詰め状態になります。うっかり、身体をひねると、隣の演奏者を、私のベースでぶん殴ってしまいそうです。いやまあ、演奏者をぶん殴る分には良いですが、楽器にぶつけたらと思うと。。。。。(あぁだめかぁ演奏者にぶつかるのも)前後左右は他の奏者と楽器で埋め尽くされています。動くとぶつかります、ずっと同じ姿勢で演奏するのはつらいです、さて、今日一日どうやって乗り切りましょうかと、思ったときに、ふと、上を見上げると、天井がとても高いです。おお!これはいい!上にいくら伸びてもいいのね?いいのね?俺の頭の上の空間は俺のものなのね?

と思った瞬間から、前後左右を気にして、縮めていた自分の身体がふわっと緩んでとても楽になりました。しかも、前後左右に動いても、他の奏者とも上手によけあい、お互い無傷なまま、楽しく演奏できました。身体が緩めば、小さくても、動き続けることができます。動けるって事は避けられるって事ですよねだぶん。身体が緩めば、視界も広がるので、全体が見えて、自分のベースの些細な、楽しげなフレーズへの、お客さんや、演奏者の反応も、自然と目に入ってきます。

わ〜い頭の上の空間ヽ(●´ε`●)ノバンザイ!!

空中権は絶対に売りに出さないようにしましょう!

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