No.3 入社承諾後辞退という現実

 皆さん、おはようございます。いかがお過ごしでしょうか。私は、昨日は採用の仕事を始めて最も落ち込んだ1日となりました。朝5時に内定者から「連絡したいことがあるから午後電話できる時間帯を教えて欲しい」との連絡(弊社はLINE)が入りました。 そこでものすごい嫌な予感がしていましたが、平然を装って時間を決め、電話をもらったところ、内定承諾を取り消したいとの意思を受け取りました。その学生は、オリエンテーションや定期的な連絡など、私なりにフォローを入れていたつもりだったのですが、弊社の魅力より、他者の魅力が優ってしまい、このような結果となりました。死ぬほど悔しく、初めて上司に「しんどいっすね、、、」と弱音を吐いてしまいました。クヨクヨするのもなんなので、入社承諾後の事態について、採用の方面から少し分解していこうと思います。
 では、始めていきましょう。
 採用目線からすると、内定を出した時点で、内定者へ内定承諾書(入社承諾書ともいう)を送ります。この書類を会社に提出した時点で、会社に対して、4月からの入社を約束し、ほかの就職活動を一切行わない約束をするものだと思います。だからこそ、承諾書を提出してなお就職活動を続け、他社への入社を決めるということは、約束を破る行為、会社に対する裏切り行為であり、常人の精神状態では行動に移すことはないものだと思っています。あくまで採用目線なので、お間違いなく。承諾書を出してから、入社式までの間、会社は少なからず内定者に対し動きをするわけであり、そこには時間と金銭が発生する訳です。その企業努力をゼロ未満にしてしまうことだと私は思います。あくまで主観です。
 なぜ、このような認識になるのかということを考えてみると、少し見えてくるものがあります。
 会社としては、承諾書を提出してもらった瞬間に、精神的に学生を囲い込み、ある種の安心感を勝手に持つものなのかなと思います。だからこそ、内定者に対し、お金と時間をかけて働きかける。事態の連絡が来た場合には、裏切られたような感覚になるのだと思います。この根幹の考え方には「主役が会社」であり、内定者は脇役であり、未来で会社に利益をもたらしてくれる原石として見ているからこそだと思います。
 それに比べて、学生から見た内定承諾書とは、一つの書類でしかなく、やたらと内定先企業から連絡が来るなあ程度にしか思っていない。内定承諾後で、就職活動に一種の後悔が残る、会社に対して違和感や不満点が募ると、他の会社へ良い環境を求め、新しい環境を見つけるとそっちに飛び込んでいくことだと思います。
 このことの根幹は、「自分自身が主役であるということ」だからこそ、承諾御辞退に関して、特に罪悪感や申し訳なさも感じることがないのかと思います。
 この考え方の違いが、認識の違いを生み、目指しているゴールが違うからこそ、相違が生まれ、悲しいシナリオに進んでいってしまうんだなと感じました。
 私が携わっている人材業界では、このようなことは普通の企業様よりも何倍も実感すると思います。このミスマッチを解消するには、会社側のメンタルを大きく変える必要があります。何より、内定者の人生を第一に考える。その一つの道筋として、弊社への入社、成長がある。そこを洗濯してくれたのであれば、一番は内定者の未来に対し会社側がどんなレールを敷いてあげられるのかを常に考えながら、今後も頑張っていきたいと思います。
 文頭でも言った通り、心傷の状態で殴りがいているので、拙い日本語になってしまいました。ご了承ください。
 今日も読んでくださり、ありがとうございました。
 好きを押してくれた方、モチベーションになります。大好きです。
 
 お互い、お仕事頑張りましょうね。
 では、また明日。

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