観察する力

おはよう。

まだ冒頭しか読んでいないが、ニーズをぐっと掴んでいる本当出会った。

昔から美術館や博物館といった館に行くのが好きだった。
海外にでかけては、その地の美術館や博物館に赴いていた。
しかし、絵の見方は知らなかった。
絵を書くことは学んできたものの、絵を見ることを学んで来なかった。

いや、絵を見るというのは学ぶことではないという意見もあるだろう。それも一理あると思う。しかし、ぼうっと見ているだけでは何も得られないのだ。それも、館にある数多とある絵をぼうっと見ていられる時間は限られている。

ある日、知人のパティシエが言っていた。
美術館にいったら、少し俯瞰した場所で絵を見て、絵のタイトルを考える。その後に、本当のタイトルや解説を読む。
私も知人に倣っていたことがある。しかし、たまにひょんな作品があるのだ。「無題」なんてタイトルがあるのだ!

「無題」という作品に出会ってから、私は知人に倣うのを辞めた。

そっからは迷走し続けた。でも、書籍にあるように著名な作品を知識として頭に入れておきたいし、それに関するジョークだって言えるようになりたい。なのに、その絵を印象付ける、覚えるための知識が不足しすぎているのだ。

そんな中、偶然この書籍と出会った。序章を読んでいるだけで、この書籍が支持されるのに納得した。
体系的である。具体的である。そして、私のような一般庶民と美術知識のある人との差が明確であった。

書籍の一部に、絵を観察することから始めよ、と書いてある。
なるほど。これは絵に限ったことではなくスポーツや一般的な仕事についても同じことだ。何事も最初にとりかかるときは、観察することから始める。
なあんだ、特別なことではなく、これまでやってきたことの分野を変えるだけか。そう思うと、俄然、絵画というミステリアスなものを知りたい欲求を掻き立てられた。

これを読んだら、次は著名絵画の画集で時代背景などの情報を追加しようと思う。

今日もいってらっしゃい
そして、おかえりなさい

文章にあった絵を書いてくださる方、募集していたり。していなかったり。