もし、自分だけがあの名曲を知っていたら。

Good morning

もし君に一つだけ 強がりを言えるのなら
もう恋なんてしないなんて 言わないよ絶対

冒頭のいかにも90年代というシンセサイザーの音と、ちょっと安っぽさがうかがえるタンバリンの音。

中学生の頃、友達からもう聴かないんだと言われてもらったCDで、マッキーのことを知った。大学生の頃まではこんな感じの男性がいるということも理解したけれど、社会人になってからこんな感じの男性は周りにいないなあ、なんて思う。時代なのかな。世代なのかな。歳かな。私の性格かな。

初めて自分のお金で買ったCDは、SMAPの「世界に一つだけの花」だった。
時代が変わって、それにはシンセサイザーの音もタンバリンの音もない。

もし、彼の数ある名曲たちを自分しか知らない世界だったら。
目覚めたら、みんながマッキーを知らなかったら。自分だけが、この名曲たちを奏でられて、歌うことができたら。

なんとなく、こうなるだろうと想像できるifの世界。
それを形にした映画を、みなさんは観ましたか?

比較的容易に想像できる、起承転結の承までは心が揺さぶられることなく観賞できる。
問題は、転だ。
じわじわと、主人公に近づく影たち。主人公の立場が危ぶまれると誰しもが思っていたその展開にドキドキする。

そんな映画を観て週末過ごしませんか。

名曲に罪はない。
私たちには、名曲と共に過ごした思い出がある。
名曲と、その思い出が消えませんように。
また、シンセサイザーの懐かしい響きが聞けますように。

Have a good weekend!

文章にあった絵を書いてくださる方、募集していたり。していなかったり。