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Into the Unknown ~生きる活力としてのポップカルチャー〜
去年の今ごろ、私は仕事で行き詰まっていた。 SEという仕事は、プロジェクトベースで働くのだが、そのプロジェクト内容やプロジェクトメンバーによって、職場環境のカラーがだいぶ変わる。 去年アサインされたプロジェクトは、メンバーも雰囲気も私には水が合わなかった。 尊敬できる人がいなかった。(上から目線に思われてしまうと思うが・・・) ワクワクする職場ではなかった。 私は腐っていた。毎日、満員電車に揺られて職場に行くのが苦痛で、仕方なかった。 直感的に、「何か違うな」、「ここじゃないな」と思っていた。 そんなタイミングで、私はPanic! At The Discoの「Into the unknown」という曲に出逢った。この曲は、「アナと雪の女王2」のエンディングテーマである。 本編内で流れる「Into the unknown」は、イディナ・メンゼルが歌っているが、エンディングのノリノリなバージョンは彼が歌っている。 この曲を初めて聴いた時、私はガツーンと頭を殴られたような衝撃を覚えた。 憂鬱な通勤電車が一気に華やいだ。 アメリカのエンタメ、ポップカルチャーはこれだからやめられないと興奮した。 ロック調にアレンジされた楽曲にPanic! At The Discoの高音が気持ちよく鳴り響く。 イディナの歌う神秘的なバージョンも、もちろん素敵だが、男性ボーカルでここまで高いキーを自在に操れる人は、なかなかいないのではないか。 イントロのワクワク感も半端ない。 この曲のおかげで私は気付くことができた。 「今のプロジェクトをやめよう!」 私が求めているのは、「ワクワク」だ。 大事な人生の時間を腐りながら過ごすのは、もうやめよう。「Let it go」だ。 日々の生活は、良いこともあれば、悪いこともある。 人生を少しでも彩って、明日への活力を生み出す一端を担えるのは、間違いなくポップカルチャーであるだろう。 私自身、スターウォーズやマーベル作品の最新作の公開日を楽しみに日々仕事を頑張れていた。 これだけ私にとって、心躍ることはない。 だからこそ、どんな形でもいいから、 アメリカのポップカルチャーに関われる仕事がしたい。 エンタメの力で誰かの人生を応援したい。 そのことに気付かせてくれたPanic! At The Discoには本当に感謝している。