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すいっちの読書日記

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ビジネス書・小説・エッセイなどを読んで、僕自身が感じたことや僕の経験とリンクした部分を伝える記事をまとめています。数個のポイントに絞って書くように心がけているので気軽に読んでくだ…
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#若林正恭

「哲学的な何か、あと数学とか」を読んだ感想(みたいなもの)[後編]

こちらは、「哲学的な何か、あと数学とか」を読んだ感想(みたいなもの)の”後編”です。 前編はこちら 前編と同様に、飲茶著「哲学的な何か、あと数学とか」を読んで思ったことをまとめていこうと思う。 異なる分野は相乗効果で発展電磁気学の成立 本書の中でも書いてあるのだが、電磁気学は「異なる分野の学問をひとつの学問に統合しようとする流れ」で生まれたものだ。 「電気、磁気、光」はそれぞれ全く別の現象だと思われていたものだが、それぞれに相互関係があると分かった。 そこで、これらは

【レビュー】オードリー若林正恭著「ナナメの夕暮れ」が面白い!【自意識過剰な人必見】

こんにちは、すいっちです。 オードリーの若林正恭さんのエッセイ「ナナメの夕暮れ」が文庫本化しました! ということで、今回単行本を読み返して感想・レビューを書いてみることにしました。 ・「人付き合いが苦手で生きづらいな…」と感じている ・世の中の規範に疑問を持ち、息苦しさを感じている そんな人にピッタリのエッセイだと思います。 実際に、本書のまえがきで と書いています。僕は前者だったので読み進めました。 生きづらさが完全に解消されるわけではないけれども、緩和する

本は杖やビート板

本を読んだら人は変われるか? 結論を言うと、 本を読んで”行動すれば”変われる。 ただ、本を読んだだけでは変われない。 本は本気で何かをしたい人間にとっては杖やビート板のような役割をすることはあるけど、本だけの力で人間を変えることはできないと思う。 だから、とめどなくダイエット本が出ては売れるし、自己啓発本も売れる。本当に変われるのなら、一冊出版されたらその一冊以降売れない筈。 やっぱり本人の意思と行動ありき。本は杖やビート板。 引用元:若林正恭「完全版 社会人大

【自意識過剰で悩む人必見】若林正恭著「社会人大学人見知り学部 卒業見込み」に見い出した苦悩と希望

こんにちは、すいっちです。 「人見知りだから社会で生きていくのがつらい…」 「自意識過剰で周りの目が気になって生きづらい…」 と悩んでいませんか? そんなあなたに読んで欲しい本があります。 それが、オードリー若林さんが書いた「完全版 社会人大学人見知り学部 卒業見込」というエッセイです。 ■このnoteの概要この本はエッセイと言いつつも、自己啓発や仕事術などの側面も持っていると僕は思っているのですが、 今回は人見知りや自意識過剰の人が読むと、心が軽くなるという面

自己肯定感が低いときは整理整頓をしろ!【追記あり:21/7/25】

僕は落ち込んだとき、家の中を整理整頓するようにしている。 数ヶ月前までは毎日「この場所をキレイにする」と決めて家じゅうを整理整頓していた。 毎日していたら、整理整頓する場所がなくなったので、やめてしまったけど、モノがたまり始めてきたのでまた始めようかと思っている。 落ち込んでるときに掃除なんかできるか!って思うかもしれないけど 落ち込んでいて何もできるような状態じゃないからこそ、単純作業の掃除をするべきなのだ。 整理整頓をして得られるメリットをまとめてみる。 ▶成

お笑い好きの僕が独断で選んだ芸人のエッセイおすすめ7選

芸人が書くエッセイが好きだ。 書店とかに並んでるのを見るとつい気になって買ってしまったり… お笑いナタリーで芸人が書くエッセイの新刊が出るという記事を見ると、なんとなく発売日までソワソワしてしまう。 テレビやライブで活躍する芸人たちの内面や違った一面に近づける感覚があって、その苦悩や思慮の深さにグッと来てしまう。 芸人が普段見せない「人間」としての側面を垣間見ることができるから、僕はエッセイに心惹かれるんだと思う。 そんな芸人エッセイ好きの僕が今まで読んできた中で、特

自己啓発の終着点

今までいろんな自己啓発本を読んできた。ただ結局言ってることは皆同じ、「行動しろ」の一言に集約される。 行動するためにどうしたらいいか?ということを具体的な方法だったりとか、メンタルだとか、違ったアプローチで説明しているに過ぎない。 (どうやってこの俺に行動させてくれるんだい?という視点で見るのも面白い) まあそんなこんなで、数多くの自己啓発本を読んできたのだが、結局たどり着くのは中学時代に読んだ若林さんのエッセイ「社会人大学人見知り学部 卒業見込」の一節だ。 性格とは形状

「推し、燃ゆ」を読んで

芥川賞を受賞した宇佐見りんさんの「推し、燃ゆ」を読んだ。 普段、このご時世なので出かけることも少ないのだが、今日はたまたま出かける用事があった。そこでたまたま本屋に立ち寄り、たまたまこの本を見かけ(と言っても芥川賞受賞作だからめちゃくちゃ目につくとこにあったけど)、オードリー若林さんがインスタのストーリーに「推し、燃ゆ」の単行本の表紙を撮った写真を上げていたことを思い出した。 興味をもった僕は、特集コーナーのPOPに目をやると、著者が21歳だと知り、ショックを受けた。21