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すいっちの読書日記

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ビジネス書・小説・エッセイなどを読んで、僕自身が感じたことや僕の経験とリンクした部分を伝える記事をまとめています。数個のポイントに絞って書くように心がけているので気軽に読んでくだ…
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2021年7月の記事一覧

「普通」の立場に価値がある

最近、就活についてのアンケートがナビサイトから送られてくる。 アンケートに答えた見返りとして、 Amazon ギフト券がもらえるらしい。 アンケートに答えるのがめんどくさいし、個人情報を騙し取られる可能性もあると感じていたので見向きもしていなかったのだが、 就活生なら誰でも知ってるような大手のナビサイトからもこのアンケートが送られてくるので、信頼性はある程度あるのかなと感じ始めた。 (大手ナビサイトが詐欺に加担してるとなったら問題になるから) 興味を持って、よくよく見

小さな気づきが転がっているかも【全方位読書案内】

最近、読書を習慣にすることを心掛けている。 そこで、ただやみくもに本を読むよりも、ある程度指針があったほうがいいなと思い、まず「読書案内系」の本を数冊読むことにした。 その中の一冊、齋藤孝 著「『何から読めばいいか』がわかる全方位読書案内」という僕の願いをまるまる叶えてくれる本に出会った。 齋藤孝さんといえば、フジテレビの番組「全力!脱力タイムズ」でもお馴染みの教育学者である。 ただ、結論から言うとこの本を読んで一番心に残ったのは「この本を読もう!」ではない別の気づき

「思考」×「行動力」のかけ算もエグい ―転職と副業のかけ算―

motoさん著の「転職と副業のかけ算」というビジネス書を紹介したい。 motoさんは転職と副業により年収240万円の地方ホームセンター店員から年収5000万円を稼ぐことを達成したサラリーマンである。 この本では、転職と副業にフォーカスが当てられているが、 その根底に流れる思想は「思考」と「行動力」を非常に重視されている。 転職や副業に役立つ具体的な方法は本書を読んでもらうとして、今回はその「マインド」に注目していきたい。 第1章、第2章ではmotoさんの人生を振り返り

自己肯定感が低いときは整理整頓をしろ!【追記あり:21/7/25】

僕は落ち込んだとき、家の中を整理整頓するようにしている。 数ヶ月前までは毎日「この場所をキレイにする」と決めて家じゅうを整理整頓していた。 毎日していたら、整理整頓する場所がなくなったので、やめてしまったけど、モノがたまり始めてきたのでまた始めようかと思っている。 落ち込んでるときに掃除なんかできるか!って思うかもしれないけど 落ち込んでいて何もできるような状態じゃないからこそ、単純作業の掃除をするべきなのだ。 整理整頓をして得られるメリットをまとめてみる。 ▶成

【書評】悲観する力 ―"悲観"はむしろ長所―

まず、逆説的なタイトルに惹かれた。 「悲観する力」まるで悲観することが良いことのように書いてあるではないか。読んでみたら実際にそのような内容が書かれていた。 僕の「すぐ悲観する」という性格はマイナスではなく今を生き抜くためにプラスに成り代わる性質だったのだ。 悲観は悪いことではない。むしろ、必要なことだ。 目の前の問題を見ないふりして、最悪の事態に陥るのが一番の問題である。 問題が起きないように最善を尽くすのはもちろんだが、万が一問題が起きてしまった時の対処も考えて

シンプルにめちゃくちゃ心に刺さった言葉 -ルリボシカミキリの青-

日記を見返していたら、めちゃくちゃ心に刺さった言葉が見つけたのでここに紹介したい。 実際に日記にも「泣きそうなほど感動する言葉に出会ったので書いておく。」と記してある。(泣いてはないんかい) 「大切なのは、なにかひとつ好きなことがあるということ、 そしてその好きなことがずっと好きであり続けられることの 旅程が驚くほど豊かで 君を一瞬たりともあきさせることがないということ、 そしてそれは静かに君を励まし続ける。 最後の最後まで励まし続ける。」 ~ルリボシカミキリの青 福岡伸

お笑い好きの僕が独断で選んだ芸人のエッセイおすすめ7選

芸人が書くエッセイが好きだ。 書店とかに並んでるのを見るとつい気になって買ってしまったり… お笑いナタリーで芸人が書くエッセイの新刊が出るという記事を見ると、なんとなく発売日までソワソワしてしまう。 テレビやライブで活躍する芸人たちの内面や違った一面に近づける感覚があって、その苦悩や思慮の深さにグッと来てしまう。 芸人が普段見せない「人間」としての側面を垣間見ることができるから、僕はエッセイに心惹かれるんだと思う。 そんな芸人エッセイ好きの僕が今まで読んできた中で、特

失敗とは「成功までの一本道」

大学院の入試に行ってきた。が…しかし、面接の手応えがなかった。 機転が利く方ではないが、それでもなんとか質問に食らいついていった(と自分的には思っている)。しかし、面接官である教授たちの反応は芳しくなかった…(最後のほうなんて、教授寝かけてたけどね!!) ここで、(実際の内容がどうであれ)自分に自信が満ち溢れてる人間は、 「なんやねん、こいつ(面接官)」 と思えるのだろう。 しかし、僕はそうは思えない。人からの評価が絶対。 そう感じてしまう。 どうして自分に自信が持て

”会計クイズを解くだけで財務3表がわかる 世界一楽しい決算書の読み方”がタイトル通りすぎた

僕は簿記3級を取得したのですが、 そのきっかけになったのが 「会計クイズを解くだけで財務3表がわかる 世界一楽しい決算書の読み方」でした。 クイズ形式で会計を学んでいくことで、 楽しみながら知識を身に付けられます。 この本のメリットを紹介します! ✅分かりやすく記憶に残りやすいなぜなら、実際に自分でクイズの答えを考えるからです。 本に出てくる登場人物と一緒に「会計クイズ」を考える実践型の形式なので、思考をめぐらせた分記憶に残りやすいです。 しかも、初心者でも分

学校に行きたくない君(と僕)へ

僕は定期的に学校に行きたくなくなる。思い返せば、小学校の時から行きたくないという思いはあったと思う。特段いじめられているわけでもないし、勉強ができないわけでもなかった。嫌な奴もいたけど、優しい奴もたくさんいた。 それでも、行きたくないときは行きたくないのだ。これだけ恵まれてて行きたくないっておかしいよなあと思いながら、そんなこと思ってないふりして生きてきた。それがまた揺らぐきっかけがあったので、この本を手に取った。 僕は理系の研究室に所属しているのだが、研究室内の機械の工

自己啓発の終着点

今までいろんな自己啓発本を読んできた。ただ結局言ってることは皆同じ、「行動しろ」の一言に集約される。 行動するためにどうしたらいいか?ということを具体的な方法だったりとか、メンタルだとか、違ったアプローチで説明しているに過ぎない。 (どうやってこの俺に行動させてくれるんだい?という視点で見るのも面白い) まあそんなこんなで、数多くの自己啓発本を読んできたのだが、結局たどり着くのは中学時代に読んだ若林さんのエッセイ「社会人大学人見知り学部 卒業見込」の一節だ。 性格とは形状