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ズルいと思うことを自分に許してあげたら優しさが生まれた

いつの時代も、どの業界でも、仕事をする上でのよくある悩みの上位には「職場の人間関係」がランクインしています。

福祉の仕事は、人と人とのつながり、連携で進めていく仕事です。クライエントへの支援で生じる感情労働だけではなく、職場の同僚、連携機関のスタッフの方などさまざまな人と付き合っていく必要があります。

人間同士である以上、全員と上手くいくことは難しい。でも、時に他者に対して抱くモヤモヤした気持ちは、ほおっておくと良からぬ方向に向かってしまうこともあるかもしれません。

そういった時、どんな心持ちを心掛けるといいのでしょうか?今日は、相談室バオバブのハマダさんに、体験をシェアしていただきます^^

こんにちは。相談室バオバブのハマダです。今回はStreatの「働く心を守る」というテーマに沿って、記事を書きたいと思います。

ソーシャルワークの仕事を始めて11年。様々な感情と共にここまでやってきました。


一番辛かった時期はいつかと振り返ってみると、5年目あたりだったかもしれません。当時、精神障害を持つ方たちが通所する作業所で働いていました。新人という肩書きがなくなり、先輩と後輩の間で、揺れ動きながら仕事をしていた頃です。

ゴツゴツしていたあの頃

その時期に、私が自分に許してあげたことが2つあります。当時のピリピリしていた私にこの2つを許してあげると、優しさが戻ってきたことを覚えています。人を思いやれる感覚が戻ってきて、嬉しかった…(涙)。

そんな、優しさを取り戻した(と言うと大げさですが)ハマダの話をシェアしたいと思います。

モヤモヤの5年目


5年目の私は、利用者さん対応に加え、事業所の管理や、先輩からの引き継ぎ、後輩の指導など、やれる仕事がどんどん増えていく時期でした。

仕事は楽しいし、いくらでも頑張れました。たくさんの研修に出て、企画にも挑戦して。頑張れば頑張るほど仕事がやってきて、夜も休日も忙しかったのを覚えています。

するとだんだんと、周りの同僚に対して腹が立ってくるのです。

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