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[Sparrow]

きっと昔のアイルランドの農民が「今日もイモか」と思うみたいに、

やっぱり日本の農村は今でも、雀が里の小鳥の定番。

雀は一度描いたので、他の鳥を探したくなるが、

よく考えたら描いたのは、巣立ったばかりの雛鳥。

成鳥の方も観察しよう。


見慣れた感のある雀だが、とはいえやっぱり愛嬌のある動作がかわいい。

枯れ木に留まって、ジュルジュル喉を鳴らしているのを双眼鏡で発見。

グルーミングの時間らしい。

独り言のように、しかし耐えず喉を鳴らしながらの躰のお手入れ。

空を飛ぶには羽根のグルーミングは欠かせないだろうし、

しょっちゅう糞を落とすのも、いつでも躰を軽くしておく必要があるかららしい。

ひと通りの手入れが終わるまで、遠く小さい姿ではあるが、観察することができた。


それにしても、雀ってどこか「ポチ」っぽい。

首周りの白い羽毛が首輪にも見えて「タマ」にも見えてくる。

柴犬、三毛猫に雀、風貌がどこかよく似ている

どちらにせよ、昔ながらの日本の動物という感じの毛並みとカラーリングは

やっぱり日本らしい自然環境に適応したものなのだろうから、

当たり前といえば、当たり前の相似なのかもしれない。


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[Sparrow]
pencil & colored pencil on calligraphy(半紙)_2022

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