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真夏の図書館

今日も土台作業は地味に進行なので、作業と関係ない話。

昨日は久しぶりに図書館に行ってきた。
本を買わない代わりに図書館はよく利用するが、このところ全然行けていなかった。コロナ禍のせい?感染が怖いというよりも、たいして理由もなく外に出るのが億劫になったのが不思議でもあり、どことなく納得感もあって、なんだろうか。

夏休みの初日(7/21)、人は多かったかもしれない。開館早々の時間だったが、既にお年寄りを中心に図書館らしい活気?になっている。お母さん連れの子供たちも次々とやってきて、いつのまにか貸し出しの列に並んでいる。

久しぶりの図書館で思いつくまま数冊借りて、いつもならすぐに帰るのだが、せっかくだから、しばらく図書館で読書していくことに。

裏庭に面した窓辺に並んだ椅子の一つに腰掛けて。
真夏の炎天で涼しい図書館、なんだか懐かしい。

図書館といえばまず静かな場所だが、その静まった空間にしかし人がそれぞれに活動している活気というものは感じられたりする。静かな活気というか。

どこか人同士の距離の遠まった現状では、そういった活気がどこか心地よくも思えた。何というかちょっと植物的だな。植物的な動きの小さなコミュニケーション。

そう思うと、古びた図書館が未来的にも思えた。


涼しい図書館から真夏の炎天に出ると、道端で満開に咲く白と赤紫の芙蓉の花が熱に滲んで視界一面に広がるようだった。


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