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旅とロードと原風景(+ドローイング#33)


今日は”50年代アメリカのロードサイド”の話です。
90年代の自分の旅の話もちょこちょこ混ぜてます。


旅とロードと原風景


[ロードサイドの原風景]

アメリカというと、広大な大陸を網羅するフリーウェイと雄大な景色。


乾燥した空気と強い陽射し。でも、陰に入ると涼しくて息がつける。
ラージサイズの炭酸飲料はおかわり自由で、ガソリンも馬鹿みたいに安い。

テントを車に乗せて、ただ広い景色があるだけの何もないフリーウェイを走っていると、道路標識の大きな看板に小さなロゴマークがいくつか並んでいるのが見えてくる。

やがてフリーウェイの前方に、見慣れたいくつかの大きな看板が見えてくる。
マクドナルドやピザハット、モーテルなんかの看板だ。スーパーマーケットの看板もあるし、ウォルマートなどあれば必ず冷やかしに行く。

スーパーで夕飯の買い物を済ませたら、街の外れにあるキャンプ場に向かう。KOAというチェーン展開しているキャンプ場で、アメリカ中あちこちにあるので寝場所には困らない。

KOAには大概シャワーもトイレも、プールもある。日が暮れるまでにテントを立てたら、スーパーで買ったでかサイズのビーフを焼いてビールで流し込む。

。。

というのは、自分が当時の相方と90年代に旅したアメリカで、50年代の話ではない。

しかし、マクドナルドやピザハットは50年代すでにあったようだ。
1930~40年あたりにアメリカの道路網は整ったそうだ(モータリゼーション)。ガソリンスタンドにスーパーマーケット、モーテルやダイナー、、おなじみのロードサイドの風景が全米に広がっていく様子を想像してみよう。


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