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タイポの不可避的魅力

ひとまずサラッと言っとくと、現在進行中のこの立体ドローイング、来月参加するグループ店で出品する運びとなった。(詳細近日)

当初の「夏が終わるまでに」というなんとなくの期限が、思わぬ運びで発現してくれて、嬉しいのと気が引き締まるのと。

で、タイムリミットがはっきりしたので、自分的効率アップのため、アイデアの練り上げがもう少し必要なクライマックス部分を最後にまわして、タイトル部分を先行させることにする。



タイトル部分は上下二箇所。まずは下の[THE SKYSCRAPER]部。

シンプルなブロック体アルファベットを立体にしていく。


自分は実はアルファベットや数字というものがビジュアル的に大好物で、英字を習い始めた中学生の頃からノートの表紙にレタリングを描いてみたり、絵に挿入してみたり、道路や建物の改修場所に記されたりしてる数字を写真に撮ってみたり、とにかく魅力的な存在なんだが、なぜ好きなのか、いまだによくわからない。

しかし文字(タイポ)というもの、案外多くの人が好きなんじゃないだろうか。しかし、その魅力を解説したものには未だ出会ったことがない。誰か解説できる人があったら教えて欲しいものだ。

ひとまず思うに、世の中に看板やら広告やらが発生するようになり、デザインされたタイポ、数字が生活の周辺に溢れるようになったことと関係してるんだろうなとは思う。

しかし、もっと生理の奥底に何かスイッチがあるような気がしないでもないのだ。

記号という括りで言うならば、♡(ハート型)もずっと気になっている。

♡と言えば、”かわいい”の象徴のような存在だが、♡をなぜ人はかわいらしく感じるのか?
へんな話、ピンク色の否応なさと合わさると、その感覚は間違いなく最強だろう。(男だって言わないだけで、あるいは意識に上げないだけで、その否応なさは女性と変わらないだろう)

図形あるいは記号に対する、なんともラジカルで直感的な生理現象の発露の根源とはなんなのか。

○とかXもそうだ。
Xが禁忌を表すのは、日本でもかなり昔からであるらしい。



ところで、来月参加するグループ展告知のため、最近になってようやくインスタグラムを始めたんだが、インスタグラムのTLフォーマット(正方形の画像の羅列)が無駄に創作意欲を掻き立ててくれて、そっち(正方形ビジュアル)に気持ちが寄り道してしそうになる。

インスタグラム、ツイッター、FB、そしてこのnote、みんなそれぞれのフォーマットがそれぞれ別の創作意欲スイッチを刺激するのは面白いことかもな。

画像1


どんどんタイポを立体化させていく。

画像2

存在してるだけで、視覚的快楽を刺激してくるタイポたち。


画像3

つい、いじって遊びたくなってくるが、今日はここまで。

あとは明日のお楽しみ。


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