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大学入試とポートフォリオに基づく生徒主体の高大接続について(提言) 加筆2021/0721

前に書いたエントリー

入学前準備教育と小論文講座に込めた思い|ブラックコーヒー|note https://note.com/sweetcafe102/n/n6d0f129835fa

このプロジェクトをそろそろ動かそうと思っています。

 一人の生徒が一人の学生になっていくその過程にポートフォリオがあり。入学前準備教育があり、初年次教育があります。学校側大学側の視点でなく個々の学生の視点で高大接続システムを設計しないとうまくいきません。

 e-ポートフォリオが調査書の延長で、それをデジタル化されたものだったらうまくいきません。それは学習者の側に立っていない、選抜する学校側のものだからです。これには180度の転換が必要です。e-ポートフォリオが挫折し、代わりに調査書のデジタル化が進められていますが、同じことなのでうまくいかないように思います。これでは生徒-学生の思いや意欲、夢を繋げません。

 やはり『一生使えるノート術』と私が呼んできた学習記録ログ(作文やノート、絵画や活動のポートフォリオを入れたフォルダ(ロイロノートやfeelノートのような?)を接続(おそらく入学、就活、転職)の度にバトンのように引き継がれていく仕組みを、デジタライゼーション、デジタル・トランスフォーメーション・DXの技術を使って構築するというこを考える必要があります。文科行政の初等・中等・高等教育の縦のラインでの分断、国公私立の横の分断、審議会システムの弊害(教える人と管理する人、教育の中身には立ち入らないというスタンス・ポーズ)の中で学習者である子どもたちが忘れ去られ、学習の個別最適化がされていません。

 これまで、あまりに雑なザルのような入学(入試)「選抜」が行われてきました。入学者へのコミットメントとしてのアドミッションポリシーとディプロマポリシーが入学者の学校選択の基準になり、「志望理由書」「将来の夢(まあ夢とはあまりにファンタジーなので将来の目標」と「ポートフォリオ」「推薦書(他者評価)」で入学者を選ぶAO入試方式(総合型選抜)あるいは学校推薦型選抜をしっかり設計すれば、かなりミスマッチは防げるはずです。

私が前に書いた記事を紹介します。
Between2016/4-5
特集:成長を継続的に支えて受け入れる10年後を見据えた募集戦略_山下研一
https://shinken-ad.co.jp/between/backnumber/pdf/2016_4_tokushu08.pdf

このことに関心のある大学様、ズームなどでディスカッションしませんか?
 リクエスト待ってます。

写真は今日の桜島。一昨日の雪が北岳の方に残っています。南岳は噴火が続いていますので山肌も熱いのでしょうか。

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