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ときは満ちた、たぶんいま②

30代の10年間で、
わたしが積み重ねたいこと。
深めたいこと。
できるようになりたいこと。
最終的にそのすべてがひとつに繋がっていくような形にしたい。

具体的には、

1.日本の政治経済、社会問題をまずは知ること
2.音楽をたくさんきくこと
3.読書


これらを集中的にやることで、知識をつける。
1に関しては、勉強会を開催する。
日本の政治にもっと関わっていく、参加する。
そんなふうに思うようになったのは、
お正月に出かけた旅行先で出会った人やお店が、
思いがけずきっかけを与えてくれたことが大きい。

1.日本の政治経済、社会問題を深く知ること


本当に恥ずかしながら、30歳になるまで日本の政治経済についてや、他国で起こっている戦争のことなど、まったく興味を持ったことがなかった。

ニュースをみてもちんぷんかんぷんで、わからないから学ぼうという気になったこともなく、何もわからないままで選挙さえもほぼ行ったことがないような状態だった。

そんなわたしに、きっかけが訪れる。
それは1月4日、旅行で訪れた松本でのこと。
散歩中、ぐうぜん見つけたレコード屋さん。
おしゃれな雰囲気に引き寄せられて、おそるおそる入店してみる。

とても感じの良い女性の店員さんと、かかっていた音楽が気に入って、そのCDを購入した。
(Masami Takashimaさんの「Polyphonic」
というアルバム。)

フリーペーパーやジンなども置いてあったので
ホテルで読もうと思い、いくつかいただく。
そのひとつが、「パレスチナといまの私たち」と題されたジンだった。

そういえば去年から親友や身近な人たちも、「ガザ地区」で起こっていることについて、エックスで発言したり、実際にデモをしたりしていた。

それらの発言や活動を遠いところから見ていて、本当は知りたいし知らなければいけない、
でも今はそんな余裕はない、
と心の片隅に追いやっていたことに思い当たる。
そこへきていま、このジン。
ああ、いまこのタイミングだ、と思った。

去年よりすこしこころの余裕ができて、はじめてちゃんと勉強してみようという気持ちになった。

そこから少しずつ、本やYouTubeを利用して、イスラエルとパレスチナとの衝突、その歴史を勉強し、概要を把握していった。

そうしてきっかけであるジン、「パレスチナといまの私たち」に書かれていることを、やっと理解できるようになったというわけです。

ちょっと知ったからといって、この問題についていまここでなにかを発言する気はまったくないのですが、
ただ、勉強する楽しさ、知ることのおもしろさを久しぶりに感じることができて、それがうれしかった。

その経験をきっかけにして、知りたいと思っていたけど後回しにしてきたこと、「日本の政治、社会問題を深く知ること」に取り組みたい、と思うようになりました。
純粋に知りたい、参加したい。という気持ちもつよくなった。
恥ずかしながら本当に、30歳にして、はじめて思ったことです。


2.音楽をたくさんきくこと


これはもう純粋に、もともと音楽を聴くのがすきだったから。
ただ、ここ数年は個人的に色々なことがあり、音楽との距離がだいぶ遠くなった。
音楽が、心に入ってこなくなったのです。
音にしか聴こえないという状態。

こころが閉じると感受性も乾いていくものなんだなあと、さみしく思っていた。

それでも音楽がすきという気持ちは変わらず、
先にも書いたレコード屋さんでかかっていた音楽がすばらしかったので、購入して自宅のスピーカーでずっと聴いている。

女性ヴォーカルが歌う日本語の歌詞が、なんだかとても新鮮に感じられる、静かで落ち着いた印象のアルバム。

音楽をことばにするのはとても難しい。
そのレコード屋に並べられたひとつひとつのレコードやCDには、手書きのポップが添えられている。
その音楽が持つ個性や質感など目には見えない形を、浮き彫りにさせることばたちで彩られている。
それはほんとに、一言でいってすごいのです。

音楽をきく喜びのようなものを思い出させてくれた。
わたしももっと音楽にこころ動かされたい、
こころ動かされる音楽に出会いたい。
そしてわたしも、あんなふうに音楽をことばで表現できるようになりたい。

そうつよく思う体験になりました。


3.読書

読書もわりとずっとすきです。
ことばがすき。
たぶん、noteやブログをやっている人はみんな少なからずそうだと思います。
noteをやるにしても、Webライティングの仕事を受けるにしても、
文章力や語彙力、表現力をつけないことには何にもならない。
それらの力を育むにも、読書は有効。
ということでこれを集中的にやることにしました。


以上が30代の10年間で、わたしが積み重ねたいこと、深めたいこと、
できるようになりたいことの理由でした。

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