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文学賞に落ちました

2021年が終わりますね。私はなぜか今年が2022年だと思い込んで1年を過ごしたのですが、明日からが本物の2022年なんですね。

3月にどきどきしながらnoteをはじめて、作品を多くの方に読んでもらうことができ、スキやコメントを通して嬉しい出会いがいくつもあり、本当にnoteをやってみてよかったと思います。
2021年、心からありがとうございました。

全身全霊で書いた小説で文学賞に落ちました。一次選考で。
今の気持ちを率直に書くとかなり暗いので、大晦日なのに最後まで前向きな言葉は書けないと思うので、大丈夫読めるよって方だけが読んでください。お願いします。


何日も前から選考結果が発表されていることを知りながら、自分の名前が無かったらと想像すると、そこで自分の"書ける時間"が終わるんじゃないかと、それがこわくてどうしてもそのページを開けませんでした。
落ちることに落ちて、去年まで約10年ほど、ほとんど書かなくなっていた(いや、本当は諦めきれずに何かしらこっそりとは書いていたが、気持ちの面で逃げていた)時期がありました。
またそうなったらどうしよ、と思う気持ちがありました。
でも年をまたいじゃうな、と今朝、結果を見たら自分の名前が無い。ああ一次選考で落ちた……。

正直にいうと、半分以上は一次通ると思って期待してたんです。一次は、って。最低ですね。ナメるなよ? ですよね。私けっこう自惚れ屋なんです。2次までは受かりたいな、noteにも書いちゃったし。最終まで進んだら好きな作家さんに作品を読んでもらえるなあ。もし受賞したら映画化とかされるんかな。誰に演じてもらいたいかなーあの役、みたいな妄想までちゃんとしてました。で、一次落選。
ちょっと自信持ってて落ちるって、だいぶ恥ずかしいですよね。わかります。

かなり集中して書きました。締切当日になってしまい、ミスが気になるけど、最後の方が雑になってるけど、比較されたときに足りない部分があったから落ちたってことなのだろうけど、それ以上に、全体的に、私こんなの書けるようになったんだ、って喜んでいいと思える小説でした。
あの作品、どうしたらいいんだろう。もう誰にも読んでもらえないのか……。たくさんの人に読んで欲しかったな。そしたらきっとあの小説を好きになってくれる人がどこかにいたと思うから悔しい。でも足りなかったんだな、負けたんだな、しかも一次で。ってところに戻ります。

あの応募作がダメってことは、今までnoteに載せてきた小説もダメってことになるのかな。私が書いたものって、私が書いたって分かってもらえやすいみたいだし。個性あるのに才能がないってことなんかな。
全部に足りないものがあるのかな。受賞したことがないし。
悔しい、悲しい、って気持ちもあるけど、いちばんにくるのは喪失感で、まだ今日やることが残っているのに手につかない。
たかが文学賞に落ちただけだけど、全然たかがじゃない。次に進めるのかも分からない。また、なんて簡単じゃない。全部かけて書いたんだもん。そのうち気持ちを切り替えられるのかもしれないけど、今はとてもできそうにない。もうあんなの書けない。

すみません年末に暗い記事を投稿してしまった。
読んでくれた人に申し訳ない気がする。嫌な気分にさせてたらごめんなさい。
…落ち込んでるのに謝るのも変なのかな。謝りたくないな。
応募したあとには、だめでも何度でもがんばれる、みたいなこと書いたけど、ちょっとどうだろ。できるだけたくさん書きたいけど、今は無理としか思えないというより何も考えられない。
今年は今日で終わり。夢もひとつ終わった。

…ってさっきまでは思っていて今も思ってるんですけど、数時間経った今、このままじゃあの作品も自分も成仏できないと考えはじめていて。私は諦めが悪いので、今回落ちた小説を直して磨いてみようと思います。
まだ見ぬ誰かにもっと読まれたいなあ。


2022年、みんな明るく笑いますように。


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