「解像度」をあげるために

ここ何年か家飲みをすることが多くなった中で気を付けているというか、「家飲みだからこそできること」に少しこだわっている。

それはグラスだったり、氷だったり、作り方だったり、材料だったり

「飲み方」もまたその一つだと思うわけで。
今日はそんなお話。

プロフィールにも書いてあるが、僕は趣味で社会人クイズサークルに所属しているクイズプレイヤーだ、とは言っても「アタ〇ク25」や「99人の〇」やら「東〇王」などのTVのクイズにはとんと縁のない、この界隈ならどこにでもいる中級クイズプレイヤーだ。

そんなクイズ界隈に属していると時々聞こえてくる言葉に

「知識は世界の解像度を上げるためのもの」

というものがある。

これは大意としては「世の中の知識を得ることはそれだけ世の中を見るときの情報が豊富になり同じものを見たり聞いたりしても知識のあるのと無いのとではその「解像度」(理解度)が違ってくる」という感じのもので

「クイズ」という趣味を持っていると、よく他人から「そんなん知ってて何の役に立つの?」なんてよく言われたりもするが、この言葉が胸にあるから僕は「知らないことを知ること」に貪欲になれるのだとも思う。

それはお酒に関しても同じなわけで・・・

特に家でお酒を飲む時には、ダラダラと飲むときもあるけれど、時々やるのは「テイスティンググラスで飲んで香りや味をきちんと自分の感覚で言えるか」という練習みたいなこと。

慣れた味のウイスキーだと飲み慣れてしまったらどうしても味わう感覚もぼやけてしまうもの。

そんな飲み方は少しもったいないので、自分の中の「お酒の解像度」をよりクリアに保っていくために時々自分に課すテストのようなものだ。

ウイスキーをグラスに注ぎ、リッド(蓋)をして少しグラスの中で回して香りを開いてから、まずは鼻で香りを探る、その後は一口飲んで味から想像するものをたくさん思い浮かべてみる。
その後、もう一口飲んでしっかりと口の中で香りで想像した味を探す。

最後は加水したりして表情の変化を楽しむ

これが本当にテイスティングと呼べるものなのかは甚だ疑問だが、それでも初めてのウイスキーを飲む時などはこれが役に立っていると感じているわけで。

おかげさまでウイスキーに関しては「あ、これは○○の味」みたいに。それなりの言葉で味や香りを表現できるようになった

こういう情報や経験の積み重ねが僕の中で「お酒の解像度」を上げるための基礎になっているのは非常に嬉しいことだ。

ダラダラ飲むのも楽しいが、時々こんなちょっと変わった飲み方をしてみるのもゲーム感覚で楽しいかもしれないので
「あー家飲みも飽きたなー」って人にお薦めしたいものだ。

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