「ありがとう」を循環させる、sweeep的ピアボーナスの仕組みとは?
最近「ありがとう」と一緒に働く仲間に、口に出して伝えたことはありますか?リモートワークが増えたことで、もしかしたらこの言葉を口にする機会は減っているのではないでしょうか。
仕事は一人だけで完結するものではありません。必ずチームの上司や同僚の支え合いで成り立っているものです。だからこそ、日頃の感謝の気持ちを表すことはとても大切です。
sweeepには日頃の感謝を贈り合える仕組み「ありがとん貯金」があります。いったい、どんな仕組みで、どのようなメリットがあるのでしょうか?今回は、sweeep的ピアボーナスのご紹介です。
sweeep的ピアボーナスの仕組み
ピアボーナスとは「peer(同僚)」と「bonus(ボーナス)」のことで、同僚同士で報酬を贈り合う制度のことです。社員を評価し、報酬を決めるのは通常人事や経営者ですが、ピアボーナスとは社員同士でその仕事ぶりを評価し報酬を贈り合います。
sweeepでは直接報酬と結びつけておらず、役職関係なく社員同士で感謝の言葉を贈り合う仕組み(「ありがとん貯金」)を入れています。
仕組みはシンプルそのもの。ベースはSlackのワークフローで作ったショートカットです。例えば、「今日はAさんのおかげで助かったな」や「Bさんがしてくれたから、これができた」と思った時、Slackのショートカットを起動して、相手を選択しフォームに内容を書き込むだけ。それがそのまま特定のチャンネルに投稿されます。
これだったら、普段使い慣れているSlackで投稿できるので利用者の負担がなく、導入も簡単です。
こちらが実際に投稿されている様子。だいたい、一日の終わり頃にありがとう投稿ラッシュがあります。
▼ 下記でSlackワークフローを使った「ありがとん貯金」の作り方を説明しています。
「Slackワークフローでピアボーナスっぽい仕組みを作ってみた」by kiyo
「ありがとう」を贈りあうメンバーの傾向は
導入以降、多くのメンバーがこの「ありがとん貯金」を利用してくれています。では、利用している部署やメンバーに傾向はあるのでしょうか?
なんと利用部署の9割が開発チームです。チームワークで業務を行うスクラム開発の手法の好影響が表れていますね。
また、リーダーやメンバーが贈った「ありがとう」7割を占めていることから、役職は関係なく広い層で利用されていることがわかります。
こんな「ありがとう」が多い
それでは、具体的にどんなメッセージが多いのでしょうか。
サーバー作業やデプロイ作業に関わるメッセージが大半ですが、勉強会やランチ会の企画者への感謝メッセージもよく見かけます。自分で会を立ち上げるのは大変ですが、こうしたメッセージを贈ってもらえると、力になりますよね!
「ありがとん貯金」を導入したメリット
他のチームにも貢献度が伝わる
チームが異なると、誰がどの仕事をしているのかは具体的にはわかりません。ましてや、誰がどれだけチームに貢献しているのかもさっぱり。
でも、「ありがとん貯金」の投稿を見ていると、他のチームにいても自然とその人の貢献度が高さが伝わってきます。一緒に仕事をしなくても相手のことを少しだけ理解できたような気持ちにもなり、部署の垣根を低くするのに役立ちます。
ありがとうを贈った人も贈られた人も、心地よい
感謝の気持ちを持つことで、幸せホルモンのセロトニン、集中力がアップするドーパミンが放出されるといわれています。たしかに、「ありがとう」という言葉を発すると、ほんわりと優しい気持ちになります。
リモートワークではテキストだけのやり取りが続きます。そのつもりがなくても文章の書き方だけで、冷たい印象として伝わることもあることも…。
スムーズな関係づくりのためにも、贈った人も贈られた人も心地よい時間になる「ありがとう」が必要なのです。
今後したいこと
ここまで、sweeep的ピアボーナスの仕組みをご紹介してきました。一般的に、ピアボーナスの効果は社員のエンゲージメントを高める効果があると言われています。
しかし、効果あるなしに関わらず、ありがとうのメッセージが飛び交う環境であることが、みんなが気持ちよく働ける環境であることの大前提であることは間違いありません。
今後はもっと全社的に利用してもらえるよう、表彰制度やプレゼントの企画などと結びつけていこうと考えています。
▼ ただいまマーケター・フロントエンド・バックエンド・CoreAI機能開発のエンジニアを積極的採用中!