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小学生から憧れ、中学・高校生から対策を始める人も!!アナウンサーになるために今できること

こんにちは!アナウンサー受験のプラットホーム・井上智惠です。

私が働いていた放送局では、放送を身近に感じてもらおうと、小学校に出前授業に行ったり、職業体験で高校生を受け入れたり、小中学生が公開生放送を見学してもらい、放送後にキャスターへの質問を受け付けたりと、

子どもたちに【放送業】を知ってもらうきっかけ作りに力を入れていました。

昼前の情報番組を担当していた私は、小学生から高校生までの皆さんにテレビのキャスターとはどんな仕事をするのか…を伝えたり、実際に原稿読みを教えて体験してもらったり、質問を受けたりすることが多いポジションでした。

お子さんの見学に付いてきた親御さんに「子どもをアナウンサーにさせるにはどうしたらいいか?」という質問を頂くこともありました。

その中で、実際に本当にアナウンサーになりたい人がどれくらいいるかは分かりませんが、

少なくともアナウンサーになりたいという漠然とした気持ちを持ったのは私も中学3年生でしたし、私の周りも小学校からの夢だったという人も多く、大学入学より前に将来の夢がアナウンサーだったという人が大変多いのです。

ではその夢を持ったら、いつから準備を始めていけばいいでしょうか…?

中高一貫の学校では、中学生でどんな職業につきたいといった面談を行い、そのために高校では文系コースなのか理系コースなのか、といった選択する所もあります。文系か理系かによって高校生で受ける授業も変わってきますから、アナウンサーになりたい人はまずここから就活への一歩が始まっています。

基本的には文系でも理系でもアナウンサーになれる確率はあまり変わらないと思います。しかし、自分の個性や専門性を語れるようになるのはどっちなのかをここで選択しなければいけないのです。

例えば、アナウンサーになった人の中には、理系で、ある1つの分野の研究を続けてきたといった、研究者タイプが大勢います。日テレの桝太一アナウンサーは確かアサリの研究だったような…。 他にも、研究室に籠って細胞を培養していました…とか、とういったタイプが大勢います。

また、文系に行ったとしても、サステナブルの分野を勉強してきたなど、授業を受け身で受講する以外に、自ら休日も返上してしまうくらい熱中できるものでないといけません。

いわゆる大学での勉学で、何を本気で取り組んできたのかが語れるようにしなければいけない訳です。

テレビ的に言うと、いわゆる面白い(キャッチー)なネタ的なことを語れるくらいの勉強ができる大学を選ぶために、中学生から設計しておく必要があるのです。

ここでいうネタというのは、何もお笑いの話ではなく、

「難しい内容を噛み砕いで伝えていて、わかりやすいな。あまり注目されないこんな物に一筋に研究してきたなんて、面白い子だな。けっこう奥が深い分野なんだなー。」など、面接官に意外性を感じてもらえる内容を普段の生活の中で行っていくことが必要だと思います。

もちろん、これはアナウンサー以外の職業にも役立つことですから、

決して無駄にはなりません。

大学に入ってから

・放送研究部に所属 ・コミュニティFMで学生パーソナリティ ・テレビ局でのバイト ・ミスコン ・ミュージカルや演劇

などの経験からアナウンサーを目指す人が多い中で、多くは、学外の経験や学内のイベントごとに力をいれる人もいます。

もちろんそれも良いことですし、面接で語れる内容になるので、勉強と同じように頑張ってほしいことです。

しかし、

【大学にせっかく入ったのだから、大学でどんな勉強をしてきた?】ということが熱く語れるようになっていることが大切です。

これは、〇〇学部でした。とか、政治学や経営学を学んでいました。ではなく、その学部のその授業、または研究室で、受け身ではなく、自発的に行ってきたこと、学んできたこと、研究してきたことを語れるくらいの熱意を持つことでしょう。

できればその中に挫折のポイントがあると共感してもらえることが多いです。

テレビで有名人のリポートなどが流れるときも、必ず挫折話がありますよね。

・芸人になったが始めは全然売れなくて借金生活だった。

・訪問営業をしていたが、契約が取れるか、警察を呼ばれるまで止めれるまで会社に帰れないくらい厳しかった。

・家が貧しく、屋根が吹き飛ぶくらいのアパートで暮らしていた。

・同じ女性に100回振られた。

こちらは有名人の例なので、ここまでなくてもいいですが、

大学で学んできた中で壁にぶつかったこと、そして、その壁をどうやって乗り越えてきたのかをしっかり語れるくらいの経験がアナウンサーには必要だと思います。

むずかしいことを意識しすぎるといけないので、

まずは、大学での勉強・研究で何かを極められるように、自分には何が向いているのか、何が面白いと思うのか、何を面白いと思ってもらえるのか、中学や高校から少しだけ考えておくといいですよというお話です。

アナウンサーだけではなく、途中で路線が変わったとしても役立ちます!!!

アナウンサーになりたいという夢を持つと、どうしても、先に述べたように、放送研究部やミスコン、局バイトなど、そういったことに挑戦しようとします。当たり前ですがライバルも同じようなことをしているのです。

だからこそ、それにプラスして、【大学で極められる、そして語れる面白いこと】があると最強だと私は思っています。

そのために、中学校、高校から、【私は何を極めて語れるようになりたいのか…】ということを意識して、すこしだけ計画を始める必要があります。




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