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牛を愛でながらいろいろと思いが巡る

もう3週間程前になるが、だんだんと寒くなってきて、いつもの原っぱにいる牛達ともお別れかなと感じていた。

森の散歩に出る度にまだいるかな~と気にかかり、ある日遂に運ばれていくためのトラック待ちの牛たちに遭遇。これで半年ほどはお別れとなる。結構寂しい。

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↑ 柵の外のフレッシュな草をまさに "ムシャムシャ" と音をたてて貪る。こんな大きな体なのに、基本的に牛は草だけで生命を維持していることを考えると、人間て不要なものを沢山摂取しているのだなと思う。

私はベジタリアンではないけれど、牛肉、豚肉を食べる機会は日本に住んでいた頃より減り、ここ2年ではグッと減った。月に数回、家族のお付き合いで少量食べる程度。

家族が食べたいと言えばリクエストにこたえて肉料理を作るけれど、自分はそのメニューを食べない選択をすることも多い。

肉を食したいという欲求が明らかになくなってきている。近所の牛達を年の半分とはいえ、ほぼ毎日目にして来たのも少なからず影響はあるかもしれない。あとは思い当たるのは玄米を食べ始めたからかも。

玄米しか炊かなくなって約10ヶ月が経つが、玄米と野菜たっぷりお味噌汁があれば基本それで幸せ。そこに魚や卵料理、チキン料理なんかが付くとなかなか贅沢という感覚に完全に変わってきた。

体調面も、もともと風邪などあまりひくこともない健康体ではあったが、時々貧血のような状態になることがあった。玄米菜食中心の生活をしてから一度も貧血など含めた体調不良になっておらず、疲れにくくなった。(以前は日本でないから気を付けないといけないのに、仕事帰りの電車で疲れてうとうとしてしまうことが多かった。)

以前は体調が優れないようなことがあると、しっかり栄養のあるものを食べないと、なんて思っていた。でも今では余計なもの、体に毒になるようなものを摂取しないよう、食べ過ぎて消化や解毒に体のエネルギーを浪費させないことの方がまずは大事であることを体で感じている。

食べ物のこと、農薬のこと、水のこと、添加物のこと、体の仕組みのこと、その他もろもろ、この2年弱でいろいろと学ぶ時間があって本当に助かった。

そんなこと知らなかったよ~と愕然とすることもあったけど、一方、人間が本来素晴らしい機能、能力を授かっている存在だということも知れたので、そちらにフォーカスして生きていこうという決意もできた。

しばしのお別れをする牛達をのんびりと眺めながら、いろんなことに思いが巡る散歩だった。

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