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【北欧留学】スウェーデンでの食生活

Hej, hej!
今回のテーマはスウェーデンの食生活です。
留学する上で一番気になるのは、「食」という方も多いのでは?

食べ物の値段はどんな感じなの?」
「スウェーデンでも日本のご飯は食べれるの?」
「スウェーデンのスーパーは日本とは大きく異なるの?」という疑問を持っている方必見!

現在留学中の学生の視点で、スウェーデンの食生活についてご紹介します!


1. スウェーデンのスーパー

スウェーデンで展開しているスーパーマーケットは主にCOOP、ICA、Hemköp、Lidl、Willysの5つが挙げられます。
それぞれ違いがあるので、スーパーの特徴と価格設定について紹介していきます。(※1)

COOP

・生協が母体となっている、グリーンを基調とした店舗
・スウェーデンで最大規模のチェーン店(約800店舗展開)
中規模のCOOPを始め、小規模のCOOP Näraや大規模のStora COOPなど店舗区分はさまざま
オンライン販売(Coop.se https://www.coop.se/handla/ )あり
・プライベートブランドもあり、高品質のものが多い◎
・価格設定:高め
(※2)  

ICA 

・ストックホルムに本社があるICAグループが運営するスーパーで、白地に赤文字の店舗。
・ICA nära、ICA supermarket、ICA Kvantum、ICA MaxiというようにCOOPと
 同様、下記のように様々な店舗区分がある。
 ICA nära:日本のコンビニに相当する小規模店舗
 ICA supermarket:街中や住宅街、職場の近くにある中規模店舗
 ICA Kvantum:街の中心部や交通の便が良いところにあり、地元のニーズ に合わせた食料品店
 ICA Maxi:郊外にあり、食べ物だけでなく服や道具なども売られている大規模店舗
オンライン販売https://handla.ica.se )あり
・COOPと同様プライベートブランドがあり、食材の品質は良い◎
・価格設定:少し高め
(※3)


Hemköp

・赤いロゴがマークのスーパー
・COOPやICAに比べると店舗数は少ない。
オンライン販売https://www.hemkop.se/handla )あり
・プライベートブランドEldoradoはお手頃価格
・価格設定:高め

Lidl

ドイツ系のディスカウントスーパーで、青と赤と黄色のカラフルなロゴが目印
・プライベートブランドMatriketがある
・店舗規模は日本の業務スーパーのような感じ
・Lidl Plusというアプリがあればクーポンが利用できる
・価格設定:低め

Willys

・黒と赤のロゴの店舗
・スウェーデン・ヨーテボリに本社がある低価格帯のスーパー
・オンライン販売 (https://www.willys.se )あり
・店舗は比較的広めで、日本の業務スーパーのような感じ
・アジア食品を含め、全体的に品揃えが豊富
・価格設定:低め

以上がスウェーデンの代表的なスーパーマーケットです。
個人的にスーパーの価格の高さの順番は
COOP>Hemköp>ICA>Willys=Lidlくらいだと思っています。

私はWillysをメインに買い物をして、日用品を買いたいときは近所のICAに行くというようにスーパーを使い分けています。物価高な北欧で少しでも節約するためにも、低価格のスーパーの利用をオススメします!

スーパーではスウェーデンの食べ物が中心に売られていますが、アジアの食材のコーナーもあり、そこで醤油や味噌、米などを買うことができます。

しかし、チェーンのスーパーに売られているアジア食品だけでは満足できないことがあります。そのような時にはアジアンマーケットに行くことをオススメします!ストックホルムにもいくつか店舗があるので紹介します。

ストックホルムのアジアンマーケット

Japanska Torget
・住所:Tegnérgatan 6、最寄駅:Rådmansgatan
納豆薄切り豚肉、日本のお菓子などの食品や、食器や雑貨も揃っている
・公式Facebook

AM Store
・住所:Sergels Torg 1、最寄駅:T-centralen
・中央駅近くの大規模なアジアンスーパー
・日本以外にも中国や韓国、タイなどアジア全般の食材を扱っている
・冷凍食品と野菜の品揃えが豊富
カフェも併設されている

Oriental Suoermarket
・住所:Olof Palmes gata 9、最寄駅:Hötorget
・アジア全般の食品を扱っている
・スーパーでは手に入りにくい食品が手に入りやすい

スウェーデンのローカルなスーパーに比べると、アジアンマーケットの価格は少し高くなりますが、必要なときにだけ食材を買いに行っています。
今回はストックホルムのアジアンマーケットを紹介しましたが、スウェーデンの他の大きめの街にもあると思います。

2. 日本のスーパーとの違いは?

ここからは、スウェーデンのスーパーで感じた日本との違いを紹介していきます!

①スウェーデンならでは!がたくさん
②パン、パスタ、グルテンフリーや乳製品の棚も充実
③ビーガン・ベジタリアンなど多様性重視

スウェーデンならでは!がたくさん

Köttbullar ミートボール
・伝統的なスウェーデン料理だが、実際にスーパーで見かけることが多い
・冷凍食品のコーナーには必ずあり、約1kg入ったものが売られている
・スウェーデンではマッシュポテト、リンゴンベリージャム(コケモモのジャム)と一緒に食べることが多い

Mjukost ソフトチーズペースト

・チューブ状で売られており、ベーコンやハム、エビなど様々な味がある
・パンに塗って食べることが多い

Kalles kaviar カッレスキャビア

たらこのような味がする、魚卵のペースト
・スウェーデンの家庭では定番で、ゆで卵と一緒に食べることが多い
・これを活用すると、たらこパスタも作れる!
(SweätersのInstagramで「北欧留学の食事情」投稿*でもKalles kaviarについて書かれているので、そちらもぜひ参考にしてみて下さい!)
※2024年2月23日の投稿

Blodpudding ブラックプディング

・ブラックプディングという名前から、デザートと思うかもしれないが実際は豚の血を使ったソーセージで、他にオーツ麦やスパイスなどが入っている
・スーパーの肉製品のコーナーでよく売られている
ベーコン、リンゴンベリージャムと一緒に食べるのが定番

Godis お菓子の量り売り

・主にグミの量り売り。どのスーパーにもある定番のコーナー
・大型のスーパーに行くと近くにナッツの量り売りもある

Knäckebröd クネッケブロード

薄い煎餅のような固いパン
・そのまま食べるのではなく、バターを塗ったりチーズなどをトッピングして食べることが多い

パン・パスタ・グルテンフリーや乳製品の棚も充実

パン

・スウェーデンのスーパーではライ麦などが入った茶色いパンが多い
・袋に入ったパンだけではなく、焼きたてのパンコーナーもある
・フランスパンやシナモンロール、ドーナツなどさまざまなパンがある

パスタ

・スパゲッティだけでなく、ペンネやマカロニなどいろいろな種類がある
・日本で売られているパスタに比べて内容量が多く、数分茹でるだけで食べられるので留学生お馴染みの食材
パスタソースも種類が豊富

グルテンフリー

・アレルギーやダイエットを考慮したグルテンフリーのコーナーも充実
・パスタやパン、クッキーなどが売られ、パッケージにはスウェーデン語で 
 Glutenfriと書かれている

乳製品

・圧倒的に品数が多い
 例えば…【牛乳の場合】
Standardmjölk(赤のパッケージ、脂肪分3%)
Mellanmjölk(緑のパッケージ、脂肪分1.5%)
Lättmjölk(青のパッケージ、脂肪分0.5%)というように牛乳の種類が豊富
 
・また、ラクトースフリー(乳糖を含まない)の牛乳やオーツミルク、アーモンドミルクなどの品揃えも豊富で、一般的な牛乳を飲まない人でも購入できるものがあり、食のバリアフリーを意識している!

・ヨーグルトやFilmjölk(飲むヨーグルトみたいなもの)、バター、チーズも品揃えが豊富!

ビーガン・ベジタリアンなど多様性重視

牛乳の種類の豊富さで触れたように、スウェーデンでは食に関する公平さがしっかり確立されています。ビーガン・ベジタリアンの食品コーナーは、どこのスーパーにも必ずあります。レストランでも、これらに対応したメニューがあります。

3. 外食事情

ここでは外食についてご紹介します。現在は円安が進んでいることもあり、スウェーデンを含むヨーロッパでは外食価格が上昇傾向にあります。

ランチは150SEK前後(日本円にすると2000円前後)、ディナーはそれ以上といったところです。そのため、大学では昼ごはんを家から持参する人が多いです。私は外食に行くのは月に1、2回くらいで基本的には自炊をしています。

私は友人と遊びに行ったときに時々外食をしますが、よく利用するのはスウェーデン初のハンバーガーチェーン、MAXです。
MAXのアプリをダウンロードできたら、アプリ限定のクーポンを使えるので食事代を安く抑えることができます。また、前述したようにビーガン・ベジタリアン対応のメニューがあったり、グルテンフリーのバンズを選べたりとさまざまなニーズに対応しています。

実際のメニューと値段はこのような感じです。

Supreme Greenはビーガン・ベジタリアン向けのメニュー。通常のハンバーガーセットで100SEK前後ほど。(日本円で1500円程度)


Byt bröd、訳すと「パンを変える」。ここではグルテンフリーのものを選べる。

4. 留学生の自炊事情

私は基本的に寮の共用キッチンでご飯を作っています。アジアの食材が意外と手に入りやすいので、日本でよく食べていたものを作ることが多いです。

日本食といえばお米ですが、スウェーデンのスーパーでもスウェーデンのお粥用の米「Grötris」を買うことができます。私はICAのGrötris 1kgをよく買います。スーパーにはアルボリオライスやジャスミンライスなどさまざまな種類の米があり、その中でもGrötrisは丸く日本米に一番近いです。

スウェーデンのお粥用の米「Grötris」

日本から持ってきた電子レンジ対応の炊飯器でお米を炊き、他に作ったおかずと一緒に食べています。スウェーデンでも日本の食生活と全く変わるということはないので、食生活の面ではそこまで心配はいらないと思います。

留学生が普段何を食べているのか想像しやすいように、私のある1日のご飯を紹介します!
・朝 パンやヨーグルト、シリアルなど
トースターで焼いたパンにチーズチューブをかけて食べることが多いです

・昼 大学のコンビニで買ったホットドッグor弁当(作り置きしたものを持っていく)

日本の大学のように安い学食はなく、大学内にあるカフェやレストランはやや高め…

・夜 カレーライス

まとめ

今回は留学中の食生活についてご紹介しました。
物価高が進む北欧で、学生が節約して生活するには自炊が重要になります!

今回の記事が少しでも北欧留学の助けになれば幸いです。
次回は、スウェーデンの「病院」事情についてお届け!
是非、お楽しみに!tack!


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参考文献
※1【スウェーデン】ワクワクがいっぱい!ストックホルムのスーパー5選

※2 Om Coop

※3 ICAs fyra profiler







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