不便益を科学する Between A and B
昨年、とあるPodcastを聴いている中で「不便益」という言葉があることを知りました。簡潔に言えば、「便利さの追求」とは異なる価値軸として「わざわざ手間を掛けること」に良さ(=益)を見出そうとする考え方のことです。具体例としてよく引用されるのが、仮に富士山にエレベーターがあったとしても、登山客たちはわざわざ自分の足で登ることを選択するだろう、という話です。このような考え方を、概念として体系化しようとする人たちがいることに、人間の面白さを感じたことを覚えています。
その時は「