週１で介護のバイト始めて気づかされた。介護はクリエイティブ。

入浴介助デイサービスに飛び込んで、約5ヶ月になりました。週１ですので数としてはまだ20回程度ですが、自分のペースとご利用者様とのコミュニケーションは巧く取れてきたとは感じてます。
突然のトラブル(排便処理)には動揺しないのですが、突然の電話には毎回動揺してます(電話超苦手……施設名、言えねぇ)。

ご利用者様に認知症高めで、デイサービスには来るけども何故入浴しなければならないのか、理解されない方がおられます。
言葉巧みに私が相手すると、100%で入浴成功させてます。
今日は違う人が担当されました。
その人は業務優先されてたのが、ご利用者様の荷物を勝手に持っていき、勝手に入浴に誘導しました。

当然、ご利用者様は訳が分かりません。

案の定、入浴拒否。
しかも荷物持ってかれたと大激怒(そりゃそうだ)。
ベテラン先輩がなだめても「私は入らない！」の一点張り……なんとか足湯で妥協して貰うとこまで話は進みました。
たまたま手が空いた私、見かねて「あの、私がやりましょうか？」と声をかけてみました。
時間も時間なので、早く進めなければなりません。ベテラン先輩が了承し、急遽担当を変わりました。
以下そのやりとり↓

○○さん、担当変わりますね。足湯なので靴下とズボン脱ぎましょう。
えー、なんでー？めんどうじゃない？
足湯だから濡れたら大変でしょ？
……そうねぇ、じゃあ脱ぐわ。(切替早っ！)
次はお召し物濡らしてしまうと大変だから脱ぎましょうか。
えー面倒(以下略)
せっかくのお洋服濡らしてしまうでしょ？それに私、うっかりさんだから濡らしたりでもしたら帰れなくなりますよ。お願いします～
(爆笑)やだもう！濡らしちゃいやよ(と言いながら上半身脱いで下着をめくる)。

脱げるやないかーい！←心の叫び

「もしかしたらもう一声で全身洗浄いけるか？！」とも思いましたが、言葉通り足洗浄で終わらせました。

入浴拒否の認知症さん、私が担当すると100%で入浴成功させてるんです。いつか出鼻挫かれるかもだけど、これ、自信あり。
介護若葉マークですが、お声かけにはスゴく考えて頭フル回転して仕事してます。
分からないことが起きたら先輩つかまえて尋ねます(今の職場に頼れる方がいないというのが「やりにくい」の原因のひとつですが)。

聞けば、今日担当だった方、この入浴拒否のご利用者様にまだ入浴させてないとのこと。
「出来ないままなのは困る」と先輩は叱咤してましたが、その「出来ない」介護士の考え方そのものを変えない限りムリなんじゃないか……と、仕事淡々とこなしながら私は思った次第です。

常勤でありながら、バイトの私より遅い出勤。
散々人に迷惑かけて、お礼もなし。
時間になればさっさと帰る。

本人は「うつ病」らしいですが、私もうつ病抱えながら最低限の社会常識で生きてます。
毎朝うつで目覚め、薬を飲み、フラフラしながら職場に向かってます。
職場に着いたら職人スイッチが入ります。
なんか。うつ病にもいろんなタイプあるな、と感じさせられました(うつだけじゃないかも)。
本職であるDTPもクリエイティブ。
副業の介護もやってみればクリエイティブ。
どうやって介助すれば良いかという、組み立てが必要。
入浴拒否のご利用者様の会話が、それ。
ただ介助すればいい、ってものではない。相手は心のある人間。ちゃんと尊重し向き合わなければな、と日々考えてます……

汚物洗うのも之又仏の心で(クリエイティブ関係ない)。