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【一戦一評】レイカーズvsサンズ(Game39)


こんにちは、スワッギちゃんです💜💛


この記事では「NBAを観戦できないファンも試合の流れを掴めるような寸評」をコンセプトに、レイカーズの各試合について情報・分析・予想などを交えてお話しします。


本日の対戦相手はサンズです。レイカーズが今季全ての対戦で勝利を収めている相手ですね。


両チームともシーズン開始当初の予想よりも成績が低迷していますが、サンズは念願のBig3集結が叶ったばかりです。



定石通りレイカーズが勝つのか、Big3のインパクトが上回るのか......注目です👀





◯スタメンチェック

本日のスタメンはこちら👇


レイカーズはDloのベンチングを継続しており、代わりにリーブスがスタメン入りしています。

ここ数戦で起用時間が増えたウッドはお休みです。八村とゲイブも相変わらずの欠場ですね。




対するサンズは、前述の通りレイカーズ戦で初めてBig3が揃っています。

控えセンターのユーバンクスが欠場していますが、ここ最近は同じくビッグマンのメトゥやボルボルがプレータイムを得ているそう。




これまでのレイカーズは「ダブルチームやブリッツでエースへの圧力を高め、TOVを強いて反撃する」手法でサンズに勝利してきました。

しかし、本日はその対象となり得る選手が3人も居ます。無理にフロアバランスを崩せば、エースがオープンなんてコトもあり得てしまいますね。



この状況にどうアプローチするのかを要チェックポイントとして、試合を追っていきましょう💨





1Q: エースを潰せず、エースが潰れる


まずは前述の守備方針から確認しましょう。

ご覧のとおり、エースへのプレッシャーを強める方針は継続していました。

しかし、基本的にはブリッツではなくハードショウするように追い込みを制限しています。ミスマッチの発生はなるべく防ぎたいのでしょう。




この方針で「エース以外に打たせろ」は概ね成功しているのですが、ブッカーがチェック越しにスリーをヒットしたり、どうしても発生するキックアウト後のローテーションでビールがオープンスリーを沈めたりと不運な失点が続きます。



これだけなら良かったところ、レブロン, ADによる2度のTOVからトランジションでスリーを沈められてしまい、序盤から点差をつけられました。


自滅での失点、敵エースらが好調気味なだけにかなり厳しいです。修正最優先ポイントはココですね。



タイムアウト後のオフェンスですが、レイカーズは十八番のPnRやADのポストアップで得点を狙います。



しかし、画像のように3人目のヘルプ(1枚目のブッカー, 2枚目のグレイソンの位置)に阻まれたADがロールでゴール下に立てない状況が続きます。



代わりにコーナーが空くためプリンスがコツコツスリーを沈めてくれていますが、キックアウトに至らずTOVすることもしばしば。問題の自滅がさらに加速する羽目になります。





置き去リーブス

さらに、敵エースらがリーブスとの対面を好んで1on1する様子も見られます。


これはウィング陣が早めにダブルチームをかけて対策するほかありませんが、今のところ意識はされていません。


そして、これが正にデジョンテがレイカーズフロントから狙われている理由だったりしますね🙃



最大の悩みのタネであるブッカーは1Qフル出場で好調を存分に活かされました。

既に16得点、今後も要注意です。






2Q: 事件はオフェンスで起きている。


2Qはじめはブッカーが休憩していますが、コレだけで敵の火力がだいぶ落ち着きました。

先ほど「守備方針自体は間違っていない」と話しましたが、1Qの大失点はブッカーの異次元さも大きく起因していたコトがよく分かりますね。

CP3時代と比べて1on1がかなり上手くなった気がする🥵




敵はミニマムベンチメンバーが揃うのでレイカーズのオフェンスも楽になるかと思われましたが、度重なるTOVが足を引きます。


コレに付随してトランジションアタックを増やされた挙句、普段からファールの多いヘイズがトラブルに陥ってしまいました。



オフェンスもやっているコト自体はそう悪くないんだがなぁ......




と思っていましたが、レブロンが退いてから話が変わってきます。


ある程度上手く攻め込めていたレブロンに続きDloやリーブスもPnRを続けようとしますが、ブリッツが効きなかなかドライブが決まりません。




ブリッツと言えば...レイカーズの得意技。

自分たちの特技を敵に使われて困惑するって、ドラゴンタイプが弱点のドラゴンポケモンと同じ現象が起こっているじゃないか😅




PnRは序盤から敵の「3人目のヘルプ」によりある程度封じられ続けていたため、そろそろ解決策が欲しいところ。

そこでレイカーズが打った手がコチラ。


ハイピック&ロールです。(遅いわ!)


画像のが1番綺麗でしたが、これはレブロンがローラーとなりダンカースポットのADと上手く合わせてフィニッシュ出来ていました。


ただ、弱点はやはりブリッツで潰された場合により逆速攻を喰らいやすいところ。敵ゴールとの距離が近くなるためですね。




...でも、そんな弱点がどーでも良くなるくらいに2Q中盤は標準的な位置でのボールマンピックを続け、潰されてしまったのです。敵の守備形態は全く同じ。

特にパスビジョンが中程度のリーブスがコントロールする場面は危なっかしかったり。


そんなところからも、レイカーズがコントローラーよりテンポプッシャーを望む理由が伺えます🙃




一方、ディフェンスはやはりブッカーが戻るとどうにも止められないままです。

本当はVandoを重用したいだろうけど、あのオフェンスの窮屈ぶりではちょっと使いにくいですよね。

代わりに長く出場し続けたMaxはよく頑張っていたと思います。明らかなタフショットも決められてしまったので、心を折る必要は無いぜ!




結局、2Qのみの戦績は27-30. ブッカーの暴れぶりを考慮すると、やはり守備より攻撃に問題がある気がします。

後半で良いアイデアが生み出されるコトに期待。コーチ陣の真価を発揮すべきはここからだ。





3Q: 変わらない課題、解決に至らず...


さて、後半でオフェンス方針がどう変わったかと言うと......

何も変わりませんでした😅


見ての通り、ブリッツにレブロンが引っかかり、ローラーのADが潰される。全くもって前半と同じなのです。



ディフェンススキームが悪くないだけに、やはりオフェンス構築には疑問が残ります。

ファン間では「スタメンが〜」「守備が〜」と騒がれるのが多く見受けられますが、1番ヤバいのはオフェンスだと思います。本当に批判されるべきはコッチじゃないのか?




Camの怪我につきVandoがスタメン入りしていることも相まり、全く攻撃が機能しません。


さらにディフェンスも崩壊の予兆が😰

KDとビールのハイピックをブリッツで潰そうとすると、ローラーのビールに球が供給されてTop of the key近辺でどフリーを生んでしまう失点パターンが増えたのです。




コレ、ブリッツするぶんには良いのですがその後のケアが駄目でした。

画像ではADがチェックに向かっていますが、理想的には1番放置しても問題ないグレイソンにつくレブロンが迎え撃つべきだったのではないでしょうか。



「スリーのケア優先だろ!」とも言えますが、個人的にはブッカーに次ぐ勢いを別なエースに持たれるほうが嫌です。ここは認識の違いかもしれませんが。



結局、ビールを第二のエースとして目覚めさせてしまったレイカーズが30点差をつけられる羽目になりました。


もうちょっと積極的な改革も見たかったが、正直精神含めたガス欠感は漂っています。

トレードの噂が絶えないDloが最後に活躍できたのは良かったですね。相手がベンチとはいえ。





4Q: 新加入選手鑑賞会


レイカーズは早期投了にて新加入のスカイラ・メイズダイラン・ウィンドラーらのお試しタイムに突入します。



解雇経験者なので過剰な期待はしていませんが、やはり前2wayのホッジやファッジ以上に経験値の大きさを感じました。


ポテンシャル自体はJHSがより溢れていると思うので、それだけは忘れずに。





◯本日のMVP


PnRオフェンスが潰される中、唯一希望の光として輝くコーナースリーを放ち続けたトーリアン・プリンス🤴


...正直に言うが、今日の試合でプリンスがMVPになったコトは自分でも驚いているぞ‼️‼️😅




というワケで、散々な敗戦でした。敵の上振れもあったので、そう気を落とさなくても良いでしょう。


ただ、コレで変革が必要なのは明らかになったね.......😏






〜終〜




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