見出し画像

SW/AC通信vol.7

福祉、地域、教育などのさまざまな分野とアートをつなぐ相談事業、Social Work / Art Conference(SW/AC)がニュース形式で情報をお伝えするSW/AC通信です。今回は開催予定のイベントについてお知らせします。

top image|文化芸術による共生社会実現のためのアーツマネジメント講座2021「共生とはなにか」デザイン 金田金太郎

SW/ACの談話室を開催します!

SW/ACでは不定期にオンラインで対話の場を作る「談話室」を開催しています。私たちの特徴は、福祉、障害、地域、アートなど分野を分け隔てせず、相談を受け付けていることです。談話室でも参加者を限定せずに、その時間に集まった人たちの関心ごとに合わせて、テーマを決めるところから対話を始めます。

8月に実験的に行った第一回では、表現の場づくりに関心がある方や自身が表現をされている方などが集まりました。うまく話題を共有できるか私たちもドキドキしながらの1回目でしたが、「居場所」の話題から「居心地の良さ」、「福祉」などのテーマへと広がっていき、オンラインであっても人と話すことで考え始められることがあるのだなと実感することができました。

10月も談話室を開催します。いつもの仕事や活動以外の場所で話をしてみたい・聞いてみたい、なんとなく気になったなど理由があってもなくても構いません。ぜひお気軽にご参加ください!

SW/ACの談話室                                 日時    |2021年10月15日(金)19:00~20:30                                         申込方法  |swac[at]haps-kyoto.com [at]は@に変更いただき、①談話室参加を希望すること、②お名前、③関心ごと(あれば)をお知らせください。
ご参加にあたって                          オンライン会議システムZoomを使用して開催します。時間になりましたらZoomを開室します。途中退室・入室も可能ですが、予めお知らせいただけると助かります。できるだけビデオはONにしてご参加ください。


文化芸術による共生社会実現のためのアーツマネジメント講座2021「共生とはなにか」予約受付中です。

HAPSの文化芸術による共生社会実現に向けた基盤づくり事業で行われているアーツマネジメント連続講座の企画運営にSW/ACも参加しています。

今年度の連続講座では、さまざまな表現実践をゲストから紹介いただきます。そこから「共生とはなにか」を改めて考えることを通じて、アートやアーティストと社会との関係を支える「アーツマネジメント」の理解を深めることを目指します。

全て無料、Youtubeでのオンライン配信、要申し込みとなります。各講座の詳細・ご予約はこちらからどうぞ

■クィア・オブ・カラー批評―アメリカにおける非白人の知と経験
日時|2021年10月10日(日)13:30〜15:00
講師|菅野優香(同志社大学 グローバル・スタディーズ研究科 准教授)
主催|京都精華大学 令和3年度 文化庁 大学における文化芸術推進事業「マイノリティの権利、特にSOGIをはじめとした〈性の多様性〉に関する知識と、それらを踏まえた表現倫理のリテラシーを備えたアートマネジメント人材育成プログラム」

「クィア・オブ・カラー批評」の直訳は、有色(人種)のクィア批評であり、これはクィア理論において、人種とセクシュアリティが分離されて論じられる傾向を内部から批判するために生まれた言説です。今回の講座では、視覚文化研究、クィア・スタディーズを専門とする菅野優香さんを迎えて、「クィア・オブ・カラー批評」を先導し、触発した、黒人レズビアン理論家やアクティビストたちの仕事を紹介してもらい、クィア・オブ・カラー批評が何を問題化したのかについて考えてみます。

■セミナー2「分けない眼差しとつくること」
日時 |2021年10月30日(土)19:00〜20:30
講師 |青木陵子+伊藤存(アーティスト)
聞き手|藏原藍子(HAPS)

日々、他者や場と出会い、わからなさやその面白さにふれながらつくるプロセスを通して、何が見えてくるでしょうか。セミナー2では、2017年と2019年、リボーン・アートフェスティバルで自然環境や生活空間、様々な人々とのかかわりを含む作品制作やプロジェクトを展開し、そこでの制作から最近では金沢21世紀美術館「日常のあわい」展でインスタレーション作品を発表されたアーティストの青木陵子さん、伊藤存さんにご活動についてお話を伺います。

■セミナー3「〈ことば〉との距離、〈ことば〉への期待」
日時 |2021年11月27日(土)16:00〜17:30
講師 |いしいしんじ(小説家・文筆家)/モハーチ・ゲルゲイ(文化人類学者)
聞き手|奥山理子(HAPS, Social Work / Art Conferenceディレクター)

ことばを作り出すことで、人々や歴史の新たな一面を知ることが可能なように、「共生」はどのような意味を持ち、どのような現状や未来を示すことばとなりうるのでしょうか。セミナー3では、共生ということばの表現について、小説やエッセイのほか、現代語訳『げんじものがたり』などを手がけるいしいしんじさんと、共生学の観点から人間と植物などの共生について研究を重ねてきたモハーチ・ゲルゲイさんとともに考えます。


秋めいて気持ちの良い季節になってきましたが、気温の上がり下がりで胃が痛いような今日この頃、体を休める時間も取ろうと思います。みなさまもお体はご自愛くださいね。

-----

Social Work / Art Conferenceでは、各専門家の知見を活かしながら、社会課題を探求し制作するアーティストや、よりひらかれた活動を目指す事業者や文化施設などからの相談に対応します。ご相談は無料です。詳しくはこちらをご覧ください


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?