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SW/AC通信 vol.1

SW/AC通信は、月に一回ニュース形式で情報をお伝えします。初回となる通信vol.1では、11月にSocial Work / Art Conferenceが開催、協力するイベントをお知らせします。

SW/ACによる談話室

アーツマネジメント_バナー_note

デザイン:金田金太郎

HAPSでは連続講座「文化芸術による共生社会実現のためのアーツマネジメント入門」をオンラインで開催します。この講座では、主に福祉の現場でアートを活かした実践に取り組む方々のお話をお伺いし、これからの実践にアートを取り入れていく人々や分野の裾野を広げることを目指しています。

・第1回講師:淡路由紀子(特別養護老人ホーム グレイスヴィルまいづる)
日時:2020年11月12日(木)19:00~20:30/進行:中川眞
特別養護老人ホーム グレイスヴィルまいづるでは、入居者とダンサーの砂連尾理氏による「とつとつダンス」の公演をきっかけに、現在まで施設内でアートプロジェクトが続いています。今回は施設長の淡路由紀子氏にアーティストのみならず、子どもや地域住民、哲学者や文化人類学者など多様な人々が行き来する施設のあり方や、ケアとの接続について伺います。
・第2回 講師:今井利華(きょうとWAKUWAKU座)
日時:2020年11月26日(木)19:00~20:30/進行:中川眞
きょうとWAKUWAKU座では、精神科・心療内科に通院している方の支援や就労の一環として、演劇などの表現活動を実施しています。2019年には、精神障がいの症状を題材にした演劇自主公演を、メンバー(利用者)や職員が一丸となって作り上げました。理事であり精神保健福祉士の今井利華氏に、その経緯や表現活動を通じたメンバーやスタッフとの関係づくりについて伺います。

本講座のあとに日々の活動にアートを取り入れようとする際の悩みごとなどを、ざっくばらんに話し合う時間「談話室」を作ります。福祉などの様々な分野で活動する方々とアートの実践をつなぐための相談事業としてSW/ACがうまく機能するように、講座後に私たちがファリシテートします。

初回講座は11/12 (木) 19:00-20:30です。談話室は20:30から30分間開かれます。自由参加ですので、参加希望の方は講座終了後、そのままZoomミーティング残ってください。短い時間ですが、どなた様でもどうぞお気軽にご参加ください。

◆問い合わせ先:【プログラム】全て要事前申込み/参加無料。

一般社団法人HAPS
Eメール:info@haps-kyoto.com / TEL:075-525-7525 / FAX:075-525-7522


協力|ロームシアター京都<地域の課題を考えるプラットフォーム>

ロームシアター京都は「誰にでも開かれた劇場のあり方」を模索しながら、2017年度から地域の課題を考えるプラットフォームというプロジェクトを実施されています。昨年度からは九州大学大学院芸術工学研究院長津結一郎さんとともに、SW/ACディレクターの奥山理子がアドバイザーとなり、福祉施設へのヒアリング、市民と考えるシンポジウムのコーディネート、障害者の鑑賞サポート設計を行ってきました。

劇場で考える。支えること、支えられること―舞台作品『Pamilya (パミリヤ)』の映像上映の関連プログラムの進行を実施します。

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撮影:富永亜紀子

「劇場で考える。支えること、支えられること―舞台作品『Pamilya (パミリヤ)』の映像上映と関連プログラム」                  舞台作品『 Pamilya (パミリヤ) 』
演出|村川拓也   ドラマトゥルク|長津結一郎
出演|ジェッサ・ジョイ・アルセナス  
開催日程|                             11月13日[金]19:30 上映+演出家によるトーク
11月14日[土]13:30 上映+レクチャー[日本の介護現場における外国人介護士について]
11月14日[土]19:30 上映+演出家によるトーク
11月15日[日]13:30 上映+シンポジウム[少子高齢化社会の家族について]                                主催|ロームシアター京都(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団)、京都市

京都を拠点に活躍する演出家 村川拓也さんは、福岡で介護福祉に関わる人々と出会うことからクリエーションをスタートし、実際に現場で働く外国人介護士が出演する作品が上演されることになりました。ロームシアター京都では本作の映像を上演します。

Pamiliya(パミリヤ)とはタガログ語で家族を意味する言葉で、作品には家族、介護、ケアなどの視点が折り合わされつつ、介護士の日常が再現されています。上演後のレクチャーとシンポジウムでは、介護、ジェンダー、福祉、障害といった切り口から人と人が「支えること、支えられること」についてお話しいただき、参加者が作品やテーマにについて自由に話し合う場が設けられます。プロジェクトを共同設計する長津さんとともに、SW / ACの奥山、小泉その進行に関わります。

多様な接点を持つ作品と関連プログラムです。劇場に足を運んだことがない方でも、ぜひご参加ください。

11月14日[土]
レクチャー[日本の介護現場における外国人介護士について]
講師:カルロス マリア・レイナルース(龍谷大学教授)
11月15日[日]13:30 
シンポジウム[介護と家族について]
パネリスト:
菅野優香(同志社大学大学院准教授)
河本歩美(高齢者福祉施設 西院 所長)
渡邉琢(日本自立生活センター介助コーディネーター)

◆問い合わせ先:ロームシアター京都 チケットカウンター  TEL:075-746-320

協力|ロームシアター京都 演劇ワークショップ「岡崎地域をガイドする」

演劇ワークショップ「岡崎地域をガイドする」の企画アドバイスに関わっています。

穴迫信一※写真クレジット 撮影:岩原俊一

撮影:岩原俊一

岡崎地域のあなたの思い出、お気に入りの場所、想像をもとに、オリジナルの戯曲を創作します。戯曲とは演劇の台本のこと。戯曲と聞くと、何か難しいルールがありそう…でも、ご心配なく。まずは、講師の福岡県北九州市在住の劇作家・演出家 穴迫信一氏や他の参加者のみなさんに、あなたの思い出やお気に入りの場所を案内していただくことから始まります。初心者、未経験者を対象にした内容ですので、お気軽にお申込み、ご参加ください。お待ちしております。
※出来上がった戯曲は、CONNECT⇔ のWEBサイトにて、音声や文字で掲載します。
講師 穴迫信一(劇作家・演出家)
日時 2020年11月21日(土)・22日(日)各13時~15時 【全2回】
会場 ロームシアター京都 会議室2
定員 6名程度
対象 中学生以上で、何かを創作すること、自分が表現することに興味のある方。2回ともに参加できる方。
※参加に際して支援が必要な方はお知らせください。
※視覚、聴覚に障害のある方のサポートを行います。(手話通訳やUDトークがあります)

岡崎地域を舞台に戯曲創作を行うにあたって、未経験の人や障害のある人も含めて参加が可能であるワークショップの企画内容を劇作家・演出家の穴迫信一さんとロームシアター京都、長津さん、SW/ACで話し合ってきました。

ワークショップでは、参加される方にお気に入りの場所や、場所にちなんだ思い出を案内してもらうことになります。これは穴迫さんがこれまでさまざまな場所に滞在しながら、作品の創作をする際に試みてきたインタビューの方法を応用したものだそうです。岡崎地域に思い出や好きな場所がある方はぜひご参加ください。

◆問い合わせ・申し込み先:
「CONNECT⇔ 」事務局(京都新聞COM事業局内)
TEL:075-255-9757 / Eメール:connect-art@mb.kyoto-np.co.jp

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