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エッセイとショートショートをメインに、たまに、書評をしてます とくに『VR健常者』では自分の経験を包み隠さず語っているので、ぜひとも、フォロー、スキ、よろしくお願いします! Twitterもよろしくネ お仕事も募集中です

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    インターネット上で健常者として過ごしてきた日々を綴るエッセイ

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VR健常者#1 「健常者となった日」

これは僕がインターネット上で健常者として過ごしてきた日々を綴るマガジンだ。まずは、軽く自己紹介をさせていただきたい。 現在、脊髄性筋萎縮症という難病を抱えており、食事や排せつ時以外はほぼ寝たきりの生活を送っている。いわゆる、身体障害者だ。こうして、文字を打ち込んでいる今も寝たままだ。テクノロジーの進化に伴い、寝たままでも出来ることが増えた。なかでも、電子書籍の普及は、紙の本のページをめくれない僕にとって大変ありがたいものであった。 そして、外に出なくとも自分を発信できること

    • 車椅子で歩けない僕は体育がなにより好きだった

      好きな授業は何ですか? 好きな科目は何ですか? 子どもの頃に何度か聞かれたことのある質問だ。活発で、快活な子供たちは、その質問に対して、こう答える子が多いのではなかろうか。 体育が好き 体育は、子供たちの有り余った元気を放出するにうってつけだ。この体育という時間に、自分の元気を、最大限、放出して、残りの授業は、寝るもやむなし、という鉄板行動を多くの人たちは、してきただろう。 僕も体育が好き派閥のひとりであった。 ただ、僕は体を動かすことが好きという理由で、体育を好きだ

      • noteはじめて一か月

        とりあえず、書くことを習慣づけてマイペースに更新してきました。多くの方に見ていただき感謝しております。 特に、VR健常者の方はリピートして読んでいただけてるようで、本当に嬉しいです。うまく表現できているか不安にもなりますが、伝わりやすい文章を書けるように精進してまいります。 これからも、よろしくお願い致します。 次は2000ビュー200スキを目標に投稿頻度を高めるぞ!

        • 隣の海は青く見える島コンプレックスが再燃した話

          内陸に生を授かった者の憧れの対象。それは、海だ。島国、日本に生まれたにも関わらず、その島国たらしめる重要な要素、海を身近に味わえないことに落胆したことのある人も多いだろう。そして、島国の中ににある、更なる島に対しては、嫉妬すら覚えるのだ。 少し、高台に登れば、見渡す限り、そこは海。どうぶつの森の中でしか見たことのない、ファンタジーな世界がそこには広がっている。 だが、内陸はどうだろう。少し高台に登ってみても、目の前には更なる山だ。山の向こうには山で、そのまた向こうも山なの

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        VR健常者#1 「健常者となった日」

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          チーズビットというやつ

          あの季節が、やってきた。 誰しもが忘れていたころに、街に散見し始めるアイツが今年も来た。いや、来ていたらしい。ここ数日の自粛ムードも浸透していなかった時代から、期間限定という自主規制を謳っている、先見性に満ち溢れたアイツの名はチーズビットだ。 忘れていたというには、語弊があるかもしれない。忘れていたことすら、忘れられている存在感なのだ。その存在感というのは心身ともに、非常に薄い。 「チーズビットって、知ってる?」と聞いても、合点のいくものは少なく、食べてごらんと差し出し

          チーズビットというやつ

          VR健常者#5 「友達」

          これは僕がインターネット上で健常者として過ごしてきた日々を綴るマガジンだ。まずは、軽く自己紹介をさせていただきたい。 現在、脊髄性筋萎縮症という難病を抱えており、食事や排せつ時以外はほぼ寝たきりの生活を送っている。いわゆる、身体障害者だ。こうして、文字を打ち込んでいる今も寝たままだ。テクノロジーの進化に伴い、寝たままでも出来ることが増えた。なかでも、電子書籍の普及は、紙の本のページをめくれない僕にとって大変ありがたいものであった。 そして、外に出なくとも自分を発信できること

          VR健常者#5 「友達」

          自分の人生悪くねぇな

          僕は、現在、自身の連載中のマガジン『VR健常者』のなかで、自分がインターネット上で、障害者であるということを隠して、活動してきたことをエッセイとして執筆している。 その中では、自分が障害についてのコンプレックスを抱えて生きてきた旨を書いている。そして、#5の記事を書いている真っ只中なのだけれど、自分の中にある、不思議な感情を見つけたので、忘れないうちに、ここに思考の吐露をしていきたい。 どういう話の帰結を迎えるのか、自分でもはっきりしていないため、僕自身は、この段階でワク

          自分の人生悪くねぇな

          VR健常者#4 「健常者という嘘」

          これは僕がインターネット上で健常者として過ごしてきた日々を綴るマガジンだ。まずは、軽く自己紹介をさせていただきたい。 現在、脊髄性筋萎縮症という難病を抱えており、食事や排せつ時以外はほぼ寝たきりの生活を送っている。いわゆる、身体障害者だ。こうして、文字を打ち込んでいる今も寝たままだ。テクノロジーの進化に伴い、寝たままでも出来ることが増えた。なかでも、電子書籍の普及は、紙の本のページをめくれない僕にとって大変ありがたいものであった。 そして、外に出なくとも自分を発信できること

          VR健常者#4 「健常者という嘘」

          しあわせの保護色

          「おまえには、なにをしても、罪悪感わかないから」 吐き捨てられた言葉に呆然した。何度目の喧嘩別れだろう。 喧嘩をするたびに、わたしはあらを探す。目的もなく相手のあらを言及する。この日何してたの、友達と遊んでた証拠ないよね、最近連絡少ないのどうしてなの、と矢継ぎ早に尋問する。男たちはみんな、呆れとも疲労感ともとれる溜息を深くつく。 今日、吐き捨てられた言葉のように、わたしは男たちを捨ててきたんだな、と実感をする。電車の窓に映る自分を見て「ゴミだな」って心の中でつぶやいた。わ

          しあわせの保護色

          "夜はどこにでも通じているの。世界はつねに夜なのよ"

          「二面性」について人というのは表と裏があり、表の自分にとっての"ウラ"と、裏の自分にとっての"オモテ"は同じに見えて違う。"ウラ"にしてみれば自分こそが表であると主張するし、"オモテ"に言わせれば自分なんて"ウラ"なんだと卑下する。 "ホントウ"の自分を模索しながら思い悩み、誰にも言えない弱さを抱えながら、夜に飛び出す。そして、自分の見てる世界は常に夜なのではないかと、文字通り暗中模索する。 もやっとした怪談を読んだ。なんなら、僕が読んだのは怪談ではないんじゃないかと思う

          "夜はどこにでも通じているの。世界はつねに夜なのよ"

          VR健常者#3 「"オトナ"になるということ」 後編

          これは僕がインターネット上で健常者として過ごしてきた日々を綴るマガジンだ。まずは、軽く自己紹介をさせていただきたい。 現在、脊髄性筋萎縮症という難病を抱えており、食事や排せつ時以外はほぼ寝たきりの生活を送っている。いわゆる、身体障害者だ。こうして、文字を打ち込んでいる今も寝たままだ。テクノロジーの進化に伴い、寝たままでも出来ることが増えた。なかでも、電子書籍の普及は、紙の本のページをめくれない僕にとって大変ありがたいものであった。 そして、外に出なくとも自分を発信できること

          VR健常者#3 「"オトナ"になるということ」 後編

          VR健常者#2 「"オトナ"になるということ」 前編

          これは僕がインターネット上で健常者として過ごしてきた日々を綴るマガジンだ。まずは、軽く自己紹介をさせていただきたい。 現在、脊髄性筋萎縮症という難病を抱えており、食事や排せつ時以外はほぼ寝たきりの生活を送っている。いわゆる、身体障害者だ。こうして、文字を打ち込んでいる今も寝たままだ。テクノロジーの進化に伴い、寝たままでも出来ることが増えた。なかでも、電子書籍の普及は、紙の本のページをめくれない僕にとって大変ありがたいものであった。 そして、外に出なくとも自分を発信できること

          VR健常者#2 「"オトナ"になるということ」 前編

          読んで学んだつもりにならず行動しろ

          今週読んだ本はコレ! お勧めのポイントを3つ!! 文章の力強さぱっと見たかんじ本文の見出しがバカっぽさがあるが、とても情熱的なのが素敵。伝えたいからこそ派手な表現になっているが、そこが箕輪厚介ぽさでもあり、読んでいて気持ちがいい。例えばこんな見出しだ。 量量量! 内容は自分が絶望するほどの量をこなすことが成長へと繋がる、ということが書いてある。某予備校のCMなみに今すぐやれ!というメッセージが見出しのわずか4文字で表れている。 このように、全体的に熱のこもった文章が好

          読んで学んだつもりにならず行動しろ

          「待ち」ガイルと「幸せになりたいなぁ」の相関関係をテラスハウスから学ぶ#3

          「待ち」ガイルと「幸せになりたいなぁ」の相関関係をテラスハウスから学ぶ#1では獣道でのときどの完敗、「待ち」ガイルと「幸せになりたいなぁ」の相関関係をテラスハウスから学ぶ#2ではときどの優勝について語らせていただいた。実のところ僕は格闘ゲームをほとんどプレイしたことがないし、子どもの頃、数回プレイしたストリートファイターⅡでは波動拳すら出すのが怪しかった。 そんな僕が熱狂的に格闘ゲームシーンをを追っているのは格闘ゲームの選手の物語が壮絶で人間らしくてなんかいいのだ。 この記事

          「待ち」ガイルと「幸せになりたいなぁ」の相関関係をテラスハウスから学ぶ#3

          「待ち」ガイルと「幸せになりたいなぁ」の相関関係をテラスハウスから学ぶ#2

          前回の記事では、格闘ゲーム業界を背負って立つ二人のプロゲーマー「ウメハラ」と「ときど」にまつわる因縁を2018年に行われた獣道2の背景を紹介しつつ説明させていただいた。 ここで思い出してほしいのが、これはあくまで二人の人物を紹介するうえで欠かせない試合であったから長く説明していたことだ。 元をただせば、「幸せになりたいなぁ」の相関関係をテラスハウスから学ぶ#1の冒頭で僕はTOPANGAチャンピオンシップについて語ろうとしていたのではないか。 結論から言おう。 2020年3月

          「待ち」ガイルと「幸せになりたいなぁ」の相関関係をテラスハウスから学ぶ#2

          「待ち」ガイルと「幸せになりたいなぁ」の相関関係をテラスハウスから学ぶ #1

          2020年3月15日に行われたTOPANGAチャンピオンシップにおいて、格闘ゲームコミュニティを震撼させるビッグマッチが催された。 ときどVSウメハラによる優勝決定戦だ。 格闘ゲーム業界を支える2本柱格闘ゲーム業界を知る人には、この二人の因縁を知らない者はいないと断言してよい。 二人の因縁のスタートは記憶に新しく、2018年に行われた獣道2まで遡る(ときどにとってウメハラを意識しだした時は2013年ウメハラ VS Infiltrationを見て以降であるため2013年が始

          「待ち」ガイルと「幸せになりたいなぁ」の相関関係をテラスハウスから学ぶ #1