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【2022年6月前半】平凡なサラリーマンの資産運用という脱獄記録

この記事を要約します。
・高インフレ→利上げ→景気不安→株安
・私に出来る事は規律を守り継続すること
・note購入して頂いた方!感謝致します!
・明日はFOMC

■起きていること

●米国10年債利回り

過去5年で最高に

▶アメリカ10年債利回りは2018年に分水嶺になった3.2%も超え、過去5年で最高を付けています。2年債利回りが10年債利回りを超える逆イールドが3月以来再び発生。

●QT開始

6月からFRBが保有する資産(国債、MBS)を縮小する、QTが始まりました。
予想通り6月の債権の入札は低調におわりました。

6月〜8月では国債で300億ドル、MBSで175億ドル、合わせて475億ドル規模の金融引き締め策です。

9月からは国債で600億ドル、MBSで350億ドル、合わせて950億ドルに引き上げられる予定です。

過去に例を見ない規模感のQTと急激な金利引き上げ(0.5%)とのコンビネーションが経済やマーケットに与える影響を考えると6月以降の米国株式マーケットは今までよりも更に軟調になりそうだと私パラディソは想定しています。

しかし、やはりすべてはインフレの鎮静化次第だと思っていて、9月あたりでインフレ退治の明確な兆しが見えれば、QT絡みの引締めすぎを懸念し、FRBは利上げペースを緩めるマーケットフレンドリーな発言を行う可能性もあり、もしそのようなシナリオになると、10月、11月あたりが買い場になる可能性もありそうです。

※MBS=住宅抵当証券

●株式マーケット観察

底抜け

▶S&P500指数は3800ドルを下回り、年初来安値を更新。ベアマーケット入りとされる高値から−20%を記録。

●経済指標観察

-米国 ISM製造業購買担当者景気指数

investing.com

▶予想、前回共に上回りました。アメリカ経済の約16%を占めると言われている製造業。景気後退懸念がチラホラ出てますが、製造業の景況感はまだ悪くない様子です。

-米国 ISM製造業雇用指数

investing.com

▶製造業の雇用に関しては予想、前回を下回りました。上記景況感は悪くないという文脈から読み解けば、製造業においては、採用を絞っているのではなく、求人難による賃金上昇、しかしそれでも採用が出来ないという状況かなと。

ー米国 ISM非製造業景況感指数

investing.com

▶先日出た製造業景況感指数とは逆で、非製造業の景況感は予想を下回りました。

-米国 雇用統計

investing.com

▶雇用者数は予想を上回りました。失業率は予想より悪いです。賃金の伸びは鈍化傾向です。

インフレがピークを付けたのか、という見方はコレだけではどうにも判断つきませんが、特に大きなサプライズはありませんでした。

-米国 消費者物価指数(CPI)

インフレ収まる兆しなし

▶大注目の消費者物価指数の発表、インフレ沈静化の兆しなし!!
先月辺りから「インフレはピークを付けたのでは?」という声が聞こえてきましたが、見事にそんなことは無かったということがデータで示されました。

こちらを受けて、6月10日のアメリカ株式市場は大幅安となりました。

6月10日 Wow!!

高インフレ→利上げ→景気不安との見方が優勢です。6月のFOMCは15日(日本時間16日)にあるので、ここからダラダラと軟調な相場が続くのかなと予想します。

-米国 ミシガン大学消費者信頼感指数

見る限り50年遡っても最悪

▶どんどん悪くなってますね。と、言いますか、リーマン越えです。私が確認できるツールで見ても、1980年1月の51.7が最低なのでちょっと判定不能です。消費者のセンチメントは最悪ということでしょう。

■6月前半に私がしたこと

●noteの売上で全世界株式購入

なんと!ついにこの時が…。自分の投資リテラシー/金融リテラシー向上の為に書き始めたnoteです。基本は無料開放しているのですが、一部意図的に有料ゾーンを設けています。

そしてこの度、初めてnoteの売上が入ってきました!!その額なんと…

プライスレス

本当にありがとうございます。拙い文章、浅い情報なのにも関わらず、、とても嬉しいです。

約束通り、$VTを買う、、、所でしたが、600円では取得可能単価未満で買えませんので、投資信託のemaxisSlim全世界株式を買い付けました。

プライスレス

今後、この価格推移も公開していこうと思います。

●積立投資強化開始

2020年、2021年と個別株フルインベストメントのスタイルを貫けた簡単すぎた相場から2022年になり、難しい相場(これが正常なのか?)になりました。

インフレ、金利上昇、金融引き締め、景気後退懸念、、、これは通常運行通りインデックスファンドの枚数を積み上げるチャンス!ということで、今までよりも積立額を増やす設定をし、あとは放置です。

特定口座
NISA口座
NISA口座
特定口座

全部で183,300円です。

これらと別に、私と妻のiDeCo=46,000円(23,000円×2人)と、子供達のジュニアNISAも積立設定放置してるので、、、

合計:259,300円/月

全て自動積立設定なので、あとは野となれ山となれの精神で放置&放置です。

●アセットアロケーション確認

少し長くなりましたので、別記事で書きました。投資成績の大部分はアセットアロケーションで決まるらしいです。ちなみに私パラディソは77%米国株です。

■6月後半に私がすること

●治験に参加してみたい

前から気になっていたのですが、治験に参加してみようかなと考えています。時間は有限なのと、家族の為に最大限時間を使っていきたいので、より多く働くことは今のところ選択肢にありません。世間のちょっとしたバグやアービトラージはどこにあるのか、色々試していこうと思います。

●飲み会が増える予定

最近、飲み会が増えてきたような気がしていて、6月後半だけで3件ほど予定されています。昔からの友人、勤務先の部署の飲み会、取引先との会食。

友人との飲み会以外が少し億劫に感じる体になってしまいました。

■まとめ

一部の経済指標はまだ、アメリカ経済の底堅さを見せています。

しかし今は雇用や消費者センチメントが悪く、インフレも収まらずということで、FRBは利上げを躊躇なくするしかありません、株式市場にとっては逆風ですね。

金利もスルスルと上がっているのはそれを織り込んでいるような気がしました。

とても今はイヤな感じがしていますね。

マイクロソフトが利益警告を出しました。

アマゾン、フェイスブックは上級幹部の退任を発表しました。

Netflixもリストラをするようです。

テスラのイーロンが従業員10%リストラすると言っています。

JPモルガンのジェイミーダイモン氏が「経済のハリケーンに備えろ」と警告しています。

直近の決算発表も全体を見れば悪くないです。経済指標もまだ大崩れしてません。

でも、なんか少し様子がおかしいと思うわけです。

冷静にデータを見つめるのであれば、下記。

・アメリカ住宅ローン需要は2001年以来の低さ
・消費者信頼感指数は最低
・アメリカのクレカ債務は4月だけで20%増
・インフレ率は40年ぶりの高さ
・ガソリン価格は1ガロン当たり平均5ドル越え

うーん、終わってますね。不況で済むのかすら怪しいレベル。

とはいえ、個人ができることなんて、ポートフォリオのリスク管理くらいしかありませんので、特に変わったことはせず、淡々と、規律をもって、前に進んでいこうと思います。


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