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「元カレ」とか「元カノ」とか言いたい時期はあるにしても・・・

私は今四十四歳独身の彼女いない歴=年齢の男だ。
十代の頃とか、「元カノ」とかいう言葉を普通に使って、というか自慢げに使っている奴らがいた。それは一度も女と付き合ったことのない私から見て、羨ましいことだった。あるいは「彼女いない歴、二週間」みたいな、さみしげに言いつつ、二週間前にはいたことをさりげなく自慢する奴とかいた。テレビもそういうのを煽っていた。
しかし、あの感覚で大人になった奴らはどうしているだろう?結婚してるのに家族の前で「元カノがさぁ」とか言うのだろうか?子供はそれを聞いて傷つかないだろうか?
そういう感覚の上で結婚したら、長く結婚生活を続けるのは難しいような気がする。
結局、あの時期のそういう見栄を張りたい気持ちは「軽薄」という言葉にまとめられると思う。そういう「チャラい」ことをやっているより、きちんと真剣な恋をした方が、人生は豊かだと四十代になって確信している。男の価値(あるいは女の価値)は付き合った女(男)の数では決まらない。
むしろ、私などはそういう軽薄でチャラい時代がなかったことを誇りに思っている。
人生に一度でいいから、真剣な恋を実らせてみたい。

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