哲学の真実、人生の真実
哲学とは真実を曝露することである。
つまり真実を言語化すること、あるいは言語化しようとすること。
しかし、人生の真実はそこにはない。
仮に人生の真実を言語化することが哲学だとしても言語化したところで、それを手に入れたことにはならない。
もしかしたら、言語化することでそれは遠のくかもしれない。
人生の真実は、生きる中にある。
ゲーテみたいに、若い時は恋愛に真実を見つけるかもしれないし、歳を取ったら仕事を成し遂げることに真実を見つけるかもしれない。
人の数だけ人生があるから、人それぞれの真実があるだろう。
人の真実を否定してはいけない。
それは自分の真実を否定するのと同じだから。
哲学は批判や否定を繰り返し発展してきた。
でも哲学では永久に人生の真実には辿り着けないと思う。
なぜなら、人生の真実は言語化できないから。
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