【読む漫才】牛は新幹線に乗れるか?
*これはトリオ漫才です。
A「なあ、牛って新幹線に乗れるかなぁ?」
B「乗れないだろう。あんな大きなもの」
C「ああ、それはペットが新幹線に乗れるかという法律というか、JRの規則にあるかってことだろ?」
A「やっぱ、牛を新幹線に乗せちゃいけないのかな?」
B「いや、乗れないだろう。大きいから。それとも仔牛か?」
A「いいや、大人の牛なんだけど。やっぱ、乗せちゃまずいのかなぁ?」
C「それは例えば、道路交通法で、馬が公道を走っていいかってことと同じかな?」
B「いや、大人の牛は新幹線に乗れないだろう。狭いから」
A「そうだよな。道路交通法ではどうなっているのだろう?牛が公道を走ったら、やっぱ迷惑だよな」
C「田舎では歩いてるんじゃないか?」
A「あ、そうか。じゃあ、田舎の新幹線ならどうなのかな?」
B「いや、田舎も都会も新幹線に牛は入らないだろう。だいたい、あんなのが通路に入ってきたら狭いしクサいし・・・」
C「でも浅草や京都では人力車が走っているじゃないか」
A「そうか、じゃあ、馬車も牛車も公道を走ってもいいんだ」
B「いや、牛車って、いつの時代だよ?それから、言っとくけど、牛は新幹線には入れません。駅の構内をどうやって牛はホームまで来るの?エレベーターは狭いし、階段とか牛が登るとこ想像できないだろ?」
C「公道を馬車や牛車が走っていいなら、牛も新幹線に乗れるよな?」
B「いや、無理無理、法律とか知らんけど物理的に無理なの。わかる?」
A「この前、飛行機の火災事故で、客室に乗せられなかったペットが死んで、客室にペットを入れられないことが問題になったよな?」
C「ああ、あれからあの問題はどう動いているのかな?」
A「客席にペットを乗せられないのは飼い主としてはかわいそうだよな」
C「そうだよな。ペットも客室に乗せられたらいいのにな」
A「ああ、新幹線の客席に牛を乗せたいよ」
B「だから、牛は無理なの。犬や猫じゃないの。家畜なの。大型動物なの。もはや乗り物なの。それが新幹線に乗れるわけがないでしょう?物理的に」
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