学校制服廃止論

学校の制服を廃止したい。
そういう議論になると私服か制服かの二者択一になり、そうではない第三の道を提唱する者が必ず現れる。中庸、中道、正反合の止揚。これが議論の落とし穴。
学校制服のない私服の国で同じ議論をやった場合、このような議論はナンセンスだ。なぜなら制服ありきの議論だからだ。言い換えてみれば、私服か全裸かで議論し、あいだを取って下着で登校したらいいという結論に至るのと同じだ。全裸ありきの議論がナンセンスなのは常識的に考えて当然だ。(いや、ヌーディストは全裸で登校を主張するかもしれない)。
制服ありきではなく、私服が当たり前という前提に立てば、制服と私服の中庸などというくだらない議論にはならない。
学校制服の歴史はおそらく明治からあるのだろう。軍隊の文化から来ていると思う。だから私は制服廃止を訴える。三十年前の中学時代、学校でやかましく服装について教師たちにいじめられたしね。髪型とかも厳しくチェックされたけど、逆にオシャレは教えてくれなかったな。教師はオシャレ産業の敵かね?

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