「自分にとっては悪くない~という状態」から研究のスタンスを振り返る
自分をn=1とする一人称研究的な何かシリーズ。「~したい」「~しなければならない」ではなく「~である状態が自分にとっては悪くない」という状態をベースに,何が自分にとってつまずきの元であったかを分析してみた。(続く)
— Suzuki SV (@svslab) September 5, 2023
背景①:個人的に「~したい」「~しなければならない」を研究(それ以外の場面も含めてだが)に求め過ぎて迷走してきたように思える。目を向けたいのは「~である状態が自分にとっては悪くない」という感覚である。
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背景②:「自分にとっては悪くない~という状態」をキープしたままで基本は周囲の流れとともに生きる,節目に直面した時に判断できる知識とマインドを備えておく,という生き方を基本に据える。
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背景③:一部の人がレールを敷いた方向に無理してでも合わせて動く社会より,みんなが「悪くない状態」をキープして流れに任せた成果の積み重ねで動く社会の方が暮らしやすくなるのでは,というスタンスをとる。
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分類の枠組:分類の枠組として画像に挙げた自作のマトリックスを用いる。「日常生活視点」「研究視点」の2つの視点で,このマトリックスに何が含まれるかを考える。 pic.twitter.com/zvkaDWLxEj
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アイデア産出(流用):思えば「~である状態が自分にとっては悪くない」と感じるアイデアを産出したのがこの試みだった。以下で説明した方法で以前産出したアイデアを流用した。 https://t.co/KuJkAg82U4
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分類: https://t.co/mOCu0EGLpE で示した,産出した研究アイデア群をすべてそのままではなく,「個人的にピンとくるもの」をいくつかピックアップしてさきほどのマトリックスの中に分類した。
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関心の変遷:このアイデア群について,人生の中でいつからこのアイデアの元を考えていたか,意識をしていたか,関心を持っていたか,……について書き込み,関心の変遷をたどってみた。
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結果①:日常生活視点での分類と,関心の変遷をまとめたものを画像で示す。「他者と価値観を共有する」という体験がなかった人生の中で,大学に入って「他者を尊重する」という価値観と出会ったことが人生の中では大きな節目だったと思う。 pic.twitter.com/6PkceHUSCf
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結果②:研究視点での分類と,関心の変遷をまとめたものを画像で示す。現在の関心が分散し過ぎ,専門から離れ過ぎ,テーマが大き過ぎ,方法が見えない,……という状況で,研究どころでなくなっている現状を裏づけている。 pic.twitter.com/B63rQ6pyvF
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考察①:個人的に見える世界が広がり,自分自身の立ち位置や得られた知識を相対化できるようになっている一方で,関心が発散し過ぎて収拾がつかなくなっていることを改めて痛感する。
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考察②:この枠組の中身のメンテナンスを続けると,短いタイムスパンの思考の変遷を可視化できる可能性もある。自分の思考が影響を受けた情報源やイベントが露骨に現れそうではあるが,そのような記録も含めて残しておくことが重要だろう。
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考察③:ただ,このような情報発信をしたところで「だから何?」「知らんがな」というリアクションばかりではないか,どこが面白いと感じられるだろうか,といった疑問だらけで手応えがつかめていない。ひとまず情報発信だけはしておこうと思ったまで。
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考察④:学問の情報発信やコミュニケーションのツールとしてこの分類の枠組はどうだろう,というのが枠組を考えた動機でもあったが,考察③の疑問がある以上そのような期待は現状持てないでいる。
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まとめ:「~である状態が自分にとっては悪くない」と感じるアイデアの分類・整理を通して自分の立ち位置や関心の変遷を振り返り,つまずきの元を明確化できたと感じた。ただ自己満足の域を出ていないのが課題である。
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主要参考文献①:「自分にとっては悪くない~という状態」のキープが重要なこと,この状態をどのような観点でみればよいか,そして分類の枠組についてはこの文献の「ウェルビーイング」の考え方の影響を強く受けている。 https://t.co/8Xgr84AGVK
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主要参考文献②:「自分にとっては悪くない~という状態」をキープしながら「流れに逆らってでも能動的に動く」のではなく「流れとともに勝手に~してしまう」状態をつくる,という発想はこの文献の影響を強く受けた。 https://t.co/7BxDetMhjw
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主要参考文献③:分類の枠組を考える直接的な動機になった文献。問いの見つけ方,問題意識の持ち方について整理できたと思う。 https://t.co/8gSdhhUXEE
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