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【 SVBC0982 中の人1/3 】”血を通わせる作業工程にカレー屋があった“ / こうちゃん 小野カレー店主

そもそもあんた達誰やと?

って事で、今回は中の人に焦点を当てた第1弾。小野カレー店主である「こうちゃん」こと小野宏介の回です。僕です。過去に経験してきた事など他の2人と話してます。この文の下の音声にて↓


お恥ずかしいことながら僕は就職したことがなく、社会に出て言わばフリーターとして10年以上生きてきまして、何のスキルもないことにハッとしてカレー屋を始める準備をしはじめました。

 やっとかっと6年営業してますが、何の修行もしてないままのスタートだったので自分の思うままの営業でどこまでやれてるかはぶっちゃけ謎です。が、同じ事だけをやり続けるということが苦手なので、ちょっっっとずつ新しい事に着手しながら亀の速度で前に左右に進んでおります。



今思うと、カレー屋とか音楽のバックグラウンドは家族の影響なのか。
爺ちゃんは若い頃に爆音でクラシックを聴いていた(当時珍しく?)らしいし、趣味で絵画も描いていた。母は給食のおばちゃんで栄養士、外食はほぼなく基本無化調の手料理。小旅行先でも弁当持参の徹底ぶり(高卒後、家を出てからはその反動でケミカル食に走る)
 あとは、歩んできた道で出会ったパンチのある個性的なスパイスのような人々との出会いによって影響を受けた事で今の自分があるのは言うまでもないが、音楽からカレーに繋がる要因のきっかけになる出来事を思い出した!


東京で23歳くらいだったか、
ある日酔いすぎてトイレに顔を突っ込み嘔吐
スーパーベリーBADDESTな状態の時に、

「シャー…ゴロゴロゴロ…ブクブク、ウィーン…ジーーー、パチパチ…サーーー…(これが違うタイミングでそれぞれループ)」

というトイレを流す音や電気の通っているノイズ、聞こえてくるすべての生活音が多重層に聴こえてきてこれは音楽ではないか…?という感覚に襲われた。あの日から環境音楽に興味を持ち、アニミズム、禅や老子など東洋思想などをかじり、巡り巡ってカレーに漂着した!


血の通わない都会生活から、血を通わせる作業工程にカレー屋があった。

それでは音声でお楽しみください↓

大学進学〜米国留学〜
東京ビートメイク〜飲屋接客〜
21歳アメリカ旅行がターニングポイントやね
奥の棚に並ぶスパイス
手前カウンターには酒とVESTAXスピーカー
開店当初はチキンカレーしかなかったね
店内の窓際にはカレーリーフやミントが育つ
必要とあらばその場でもぎるスタイル
思い出のやつねー…っと
NYで買ったレコードやね
Lonnie SmithはLIVEにも行ったとよ
調理場が狭くてね
閉所恐怖症には酷やね
楽器とか機材とかあって
本は自然系のやつが多いかな?
ギターは弾けんっちゃけど…
混ぜて食べんとおいしくないみたいよね
混ぜるのがカレーの醍醐味よ!
小さい時から手塚治虫は好きやったね
青いブリンク世代やね
この看板も
いろんな身近な人達の共作やとよね〜
ありがたいですわほんと


中の人1/3って事で、他の2人が続きます。
お次は「ダレノカエ」こと林田君です。
根っからの音楽オタクとしてDJ活動もひょっこり現れるスタイルの彼ですが、そのマニアックな視点のルーツとは!

次回もお楽しみに〜!

▶︎【column #13】
我 ここに有り/こうちゃん aka QLD

▶︎【column #1】
カレー日和/こうちゃん

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