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Mauja Hi Mauja! と北インド料理人は言った。

きょうは土曜日、ぼくはご近所づきあいしている西葛西のパンジャビ料理店 Taaj Palaceのランチブッフェの日だ。きょうのメニューはひよこ豆とキューリとニンジンのサラダ。インド中華ゴビマンチュリアン(カリフラワー片にぶあつい水溶き片栗粉のころもをつけて炒めて、醤油と黒胡椒と味の素で味つけしたもの)。黄色も華やかなダル・タルカ(あれこれ豆のスパイシー・ポタージュ。)パニール・ティカ・マサラ(カテージチーズ片を赤くオイリーなソースでまとめたカレー。)骨つきチキン・カレー・ホーム・スタイル(チキンをヨーグルトにマリネして2時間置いて、擦り下ろしタマネギとともに1時間ほど煮込んで仕上げた赤くオイリーなカレー。)ヴェジタブル・ビリヤニ(野菜釜飯インド風)、グラブ・ジャムン(カテージ・チーズのシロップ煮)。これにナン/ロティとマンゴーラッシーその他、飲み物一杯ついて大人1250円、コドモ700円。



ぼくは毎週土曜日、料理名プレートおよび、店外告知ボードを書く関係上、開店まえから店にいて、あれこれ作業をしながら、料理が順番に仕上がってゆくのを眺めている。きょうの絶品は骨つきチキン・カレー・ホーム・スタイルである。料理を容れたステンレスの什器がかぐわしい香りを立てながらビュッフェ・テーブルに到着した瞬間に、最高においしいことがわかる。料理人はぼくに言った、Mauja Hi Mauja!(=マウジャ・ヒ・マウジャ~モジャ・イ・モジャ!)


ヒンディ・ラヴ・コメディ映画”Jab We Met”(2007年)が生んだヒット曲らしい。さて、Mauja Hi Mauja! とはいったいどうい意味だろう? どうやら「楽しんで」とか「よろこびに身をまかせて」というような意味であるらしい。ただし、こういう言葉は意味を詮索するよりも、口慣らしして遊んで、覚えてしまった方が楽しい。マウジャ・ヒ・マウジャ! かれらの口調に即して書けば、モジャ・イ・モジャ。 いつかぼくが月島を散策する日があれば、必ずやこのフレーズを口づさんでいるでしょう。モンジャ・ヒ・モンジャ!


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